ナーグルは、『ハリー・ポッター』でルーナ・ラブグッドが口にする、ヤドリギに住みつくといういたずら好きな生き物だ。『不死鳥の騎士団』でハリーとヤドリギの下に立ったルーナの一言で知られるが、本当に存在するのかは作中でも明らかになっていない。この記事では、ナーグルの正体とヤドリギとの関係、ルーナが語るほかの不思議な生き物、そしてルーナのその後までを解説する。
ナーグルとは?
ルーナが「ヤドリギに住みつく」と語る、いたずら好きな生き物
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 英語表記 | Nargle(複数形はNargles) |
| 登場作品 | 『不死鳥の騎士団』『謎のプリンス』(原作・映画) |
| 語っている人 | ルーナ・ラブグッド、父ゼノフィリウス・ラブグッド |
| 特徴 | ヤドリギに住みつき、いたずらで物を隠すとされる |
| 実在するか | 作中では確認されていない(ルーナ親子だけが信じている) |
| 姿 | 具体的な姿は描かれていない |
原作によると、ナーグルはルーナがたびたび話題にする謎の生き物だ。ルーナはその存在を当然のことのように語るが、ハリーたちは誰も見たことがなく、魔法界の公式な魔法生物図鑑にも載っていない。ルーナの父ゼノフィリウスが発行する雑誌『ザ・クィブラー』が取り上げるような、存在の証明されていない生き物のひとつと考えられている。
ナーグルとヤドリギの関係は?
「ヤドリギにはナーグルがたくさんいる」とルーナがハリーに忠告した
ナーグルが最も印象的に登場するのは、『不死鳥の騎士団』のクリスマス前の場面だ。ダンブルドア軍団の練習のあと、ヤドリギの下に立っていたハリーに、ルーナはそこから離れるよう声をかける。ヤドリギにはナーグルがたくさん住みついていることが多い、というのがその理由だった。
ヤドリギの下は、恋人たちがキスをする場所として知られる。その場所でルーナが大まじめにナーグルの話をするのが、いかにも彼女らしいユーモラスなシーンだ。映画『不死鳥の騎士団』でも、ヤドリギを見上げたルーナがナーグルについて語る場面が描かれ、ファンに愛される名シーンになった。
ナーグルは物を盗む?
映画のルーナは、持ち物がなくなるのを「ナーグルのせい」と話した
ルーナは、ナーグルがいたずら好きで、人の持ち物をこっそり持ち去ると信じている。『不死鳥の騎士団』の学年末、ハリーは持ち物を探して城を歩き回るルーナに出会う。原作のルーナは、ほかの生徒に持ち物を隠されているのだと淡々と話すが、映画版ではそれをナーグルのしわざかもしれないと言ってのける。
実際には、変わり者のルーナをからかうほかの生徒たちが、彼女の持ち物を隠していたことがうかがえる。それでもルーナは誰も責めず、いつものように淡々と受け流す。ナーグルの話は、ルーナの純粋さと、周囲から浮いてしまう孤独を同時に感じさせるエピソードでもある。
ルーナが語るほかの不思議な生き物は?
スノーカックやラックスパートなど、存在の証明されていない生き物たち
ナーグルのほかにも、ルーナと父ゼノフィリウスは、魔法界でも存在が確認されていない生き物をいくつも信じている。
| 生き物 | ルーナたちの説明 |
|---|---|
| ナーグル | ヤドリギに住みつき、持ち物を隠すいたずら好きな生き物 |
| しわしわ角スノーカック | ゼノフィリウスが探し続けている、角のある生き物 |
| ラックスパート | 耳から入り込み、頭をぼんやりさせる目に見えない生き物 |
| ブリバリング・ハムディンガー | ルーナが存在を信じている生き物のひとつ |
| ヘリオパス | ルーナが語る、炎の精霊のような存在 |
『死の秘宝』では、ゼノフィリウスが自宅にしわしわ角スノーカックの角だと信じるものを飾っていたが、ハーマイオニーはそれがエランペントという危険な魔法生物の角だと見抜き、のちにそれが爆発する。ルーナ親子の信じる世界には、本物の魔法生物と空想の生き物が入り混じっているのだ。
ルーナ・ラブグッドのその後は?
ニュート・スキャマンダーの孫と結婚し、魔法生物学者になった
原作者J.K.ローリングがのちのインタビューで明かしたところによると、戦後のルーナは世界を旅する魔法生物学者になり、ニュート・スキャマンダーの孫ロルフ・スキャマンダーと結婚したという。2人の間には双子の息子が生まれた。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公ニュートは、『幻の動物とその生息地』を書いた魔法動物学者だ。存在を信じてもらえない生き物を探し続けたルーナが、魔法生物研究の名家に嫁いだのは、なんとも彼女らしい結末だといえる。結局ナーグルが見つかったかどうかは語られていないが、ルーナなら今も探し続けているかもしれない。
まとめ:ナーグルの要点
- ルーナ・ラブグッドが語る、ヤドリギに住みつくといういたずら好きな生き物
- 『不死鳥の騎士団』で、ヤドリギの下に立つハリーにルーナが忠告した場面が有名
- 映画のルーナは、持ち物がなくなるのを「ナーグルのせい」と話していた
- 作中で実在は確認されておらず、魔法生物図鑑にも載っていない
- ルーナはのちにニュート・スキャマンダーの孫と結婚し、魔法生物学者になった
誰にも見えないものを信じ続けるルーナの姿は、魔法界の中でもいっそう魔法的だ。ナーグルは、そんな彼女の魅力を象徴する小さな存在といえる。魔法動物の一覧とあわせて読むと、ハリポタの生き物の世界がより広がるはずだ。(フロントロウ編集部)



















