現地時間1月20日に第45代目アメリカ大統領に就任したドナルド・トランプ大統領。就任前からなにかと話題が絶えない彼の大統領就任式で出されたあるものが注目を集めている。
オバマ氏のケーキを作ったパティシエがコメント
今回話題になっているのは、トランプ大統領の就任式で出されたケーキが、4年前のバラク・オバマ元大統領の就任式で出されたケーキとそっくりだということ。
2012年にオバマ元大統領のケーキを作ったダフ・ゴールドマンが自身のツイッターとインスタグラムに写真と共に「左のものは4年前にオバマ大統領の就任式のために僕が作ったもの。右側のはトランプ氏の。僕は作っていない」とコメント。この投稿には40万件を越す反応がみられ、話題になっている。
トランプ側からデザインの要望が
今回トランプ大統領がケーキの製作を頼んだのは、バタークリーム・ベイクスショップという店。すると世間で「盗作」と騒がれはじめたことを受け、店側が、ケーキのデザインをオバマ元大統領のケーキそっくりに作るという判断は店側ではなくトランプ陣営から受けたものだと公表。
さらに今回得た収益は、トランプ氏が厳しい態度を取っているLGBT団体に寄付することも発表。そして皮肉にもその寄付先は、トランプ大統領と最後まで大統領選を戦った対立候補のヒラリー・クリントン氏を全面的に支持してきた全米最大級のLGBT権利保護団体であるHuman Rights Campaignになることが明かされた。
どこからみても忠実に再現されたそっくりすぎるケーキ。過去には用して大きな批判を受けたが、今回は夫のトランプ大統領がオバマ元大統領のケーキをコピー。夫婦そろって大事な場面で盗作がバレるという結果に…。
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/ Sayaka Shichikawa、スプラッシュ/アフロ、ニュースコム、Instagram/@bttrcrmbakeshop, @charmcitycakes, Twitter/Duff Goldman