「最も稼ぐ俳優」などのランキングを発表している米経済誌のForbs誌が、2016年版「最もコストパフォーマンスのいい役者」を発表した。
2016年6月までに公開された直近の映画3作品(アニメや小さな役のもの、2,000スクリーン以下で公開されたものは除く)のギャラ1ドル(約100円)あたりに対し、どれだけ利益を上げたのかを算出したこのランキング。
やはり今の映画界は、アメコミ人気が強い!
9位
ジェニファー・ローレンス&マット・デイモン 17.70ドル(約1,770円)
(※同率9位のため10位は省略)
ギャラ約100円に対し約1,770円の利益をもたらして同率9位に輝いたのは、映画『X-MEN』シリーズの女優ジェニファー・ローレンスと、映画『ジェイソン・ボーン』で来日を果たした俳優のマット・デイモン。残念ながらジェニファーは昨年の8位からランクダウンする形となった。
8位
ロバート・ダウニー・Jr 18.40ドル(約1,840円)
映画『アイアンマン』のロバートは、出演した『ジャッジ 裁かれる判事』の興行収入こそ振るわなかったものの、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』などのヒットを受け、8位にランクイン。
7位
ベン・アフレック 20.10ドル(約2,010円)
映画『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』でバットマン役を演じ、今年の「最も稼ぐ俳優」6位となったベン。今年の8月に全米公開された映画『スーサイド・スクワッド』が全世界で700億円を超える大ヒットとなっただけに、来年の順位にも注目したい。
6位
ジェニファー・アニストン 27.80ドル(約2,780円)
ジェニファーは主演を務めたコメディ映画『マザーズ・デイ』が製作費を下回る興行収入となってしまったものの、それ以前に出演していた映画のヒットのおかげで6位に。彼女の最新作『オフィス・クリスマス・パーティ』は12月9日に全米公開され、週末の興行収入ランキングで2位に入っている。
5位
ヴィン・ディーゼル 32ドル(約3,200円)
5位は、大人気シリーズの7作目『ワイルド・スピード SKY MISSION』が全世界で1,500億円以上を稼ぐ大ヒットとなった、同作品のプロデューサー兼主演のヴィン。来年には、共演者の俳優ドウェイン・ジョンソンとの不仲騒動の発端ともなった、シリーズ最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』が公開となる。
4位
ミラ・クニス 49.50ドル(約4,950円)
11月に第2子を出産したばかりのミラは、映画『ジュピター』が出来の悪い映画を決めるラジー賞にノミネートされてしまったものの、6月公開の映画『バッド・マムズ(日本未公開)』が全世界で170億円以上の興行収入をあげており、4位にランクイン。
3位
スカーレット・ヨハンソン 88.60ドル(約8,860円)
ロバート同様『アベンジャーズ』シリーズの大ヒットを受けて3位に躍り出たスカーレット。「最も稼ぐ女優」ランキングでも同じく3位にランクインしており、さらに全出演映画の興行収入を合算して発表された「役者の興行収入ランキング」では、約3,600億円で史上最も興行収入を稼いだ女優1位に輝いた。
2位
クリス・プラット 125.40ドル(約12,540円)
大ヒット映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でブレイクを果たしたクリスは、スターになる前に契約した際のギャラが比較的安かったことなどが関係して、一気に2位へ。その後主演を務めた『ジュラシック・ワールド』が全世界で1,600億円以上を稼ぐなど、スター俳優の仲間入りを果たした。
1位
クリス・エヴァンス 135.80ドル(約13,580円)
昨年に引き続き1位となったのは、映画『キャプテン・アメリカ』のクリス。ロバート、スカーレットと同じく『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のヒットを受けての結果となった。来年は子供の親権を巡り闘う父親を演じる映画『ギフテッド』に主演するが、アメコミシリーズを離れてもこの順位はキープできるだろうか?
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/ Megumi Kuga、スプラッシュ/アフロ、ニュースコム