今週末のある晴れた午後、NYのセントラル・パークでウェディング・フォトを撮影中のある若いカップルにゆっくりと歩み寄る中年男性の姿が。
かぶっていた帽子をおもむろに脱ぎ、新郎新婦とカメラマンに「やあ!」と声をかけたその男性の正体は、映画『フォレスト・ガンプ』などでアカデミー賞ほか数々の権威ある映画アワードで主演男優賞を受賞しているベテラン俳優のトム・ハンクスだった。
「ハーイ! 僕、トム・ハンクスだよ!」と自ら話しかけてきた彼に、結婚式の直前に撮影をしていた新郎新婦もカメラマンもビックリ。
トムはそこにいた全員と握手をすると、花嫁の手にキスをして2人に「おめでとう」と祝福の言葉をかけたという。
そして、トムはそのままカップルのウェディング・フォトのシューティングに飛び入り参加。そのときの写真がコチラ!
さらにトムは「もし、結婚式の司式者が必要ならやってあげるよ。僕は牧師の資格を持ってるから」と式の司宰までも引き受けられると自らオファー。
結局、司宰はお願いしなかったものの、ベテラン俳優のあまりのサービス精神旺盛さに、その場に居たみんなが感動するなか、トムは足早にその場を後にした。
現在日本でも公開中の映画『ハドソン川の奇跡』のプロモーションのために、今月約3年ぶりに来日した際も、東京千代田区にある蕎麦屋に居合わせたサラリーマンとの写真をSNSで公開していたトム。
ハリウッドが誇る名優ながらお茶目で気取らないところが、年齢を問わず幅広い層の人々を魅了する所以なのかもしれない。