シンガーのテイラー・スウィフトとラッパーのカニエ・ウェストのバトルに、あのジャスティン・ビーバーが参戦。テイラーに対する嫌味と取れる発言をして、ファンを大騒ぎさせている。
昨夜、ジャスティンが自身のインスタグラムにカニエとテレビ電話する写真を投稿し、コメント欄に「テイラー・スウィフト調子どう？（Taylor swift what up）」と書き込んだ。
これは数年前から微妙な関係にあるテイラーに対するジャブだととらえられており、ツイッターでは瞬時にこれが世界で最もツイートされている話題となった。
「調子どう？」に隠された意味
「テイラー・スウィフト調子どう？（Taylor swift what up）」というフレーズは、じつは、人気ラッパーのニッキー・ミナージュ発。
ニッキーは昨年、自分に対してネガティヴな発言をしたシンガーのマイリー・サイラスに腹を立て、MTVの授賞式中に司会を務めたマイリーをにらみつけて「マイリー調子どう？（Miley what’s good?）」というフレーズを放っており、当時このフレーズは大流行。
今回ジャスティンは、このフレーズを拝借したと思われる。
テイラーとの山あり谷ありな友情
ジャスティンとテイラーは、以前はとても仲の良い2人として知られていた。
ジャスティンはデビュー当時には先輩シンガーであるテイラーのツアーでオープニングアクトを務め、その後テイラーの親友であるセレーナ・ゴメスと交際を始めたことでさらにテイラーと急接近。
2009年、テイラーの公演の前座でパフォーマンスしたジャスティン。
音楽授賞式ではセレーナと3人で隣同士の席に座ることが多かった。
授賞式では隣同士に座り、2010年にはテイラーがAllure誌で「彼が大好き。とてもいい子だし、誠実だし。彼のファンクラブに入るわ」と言うと、それに対してジャスティンが「僕も同じ気持ちだよ。君を誇りに思う」とツイートするなど、相思相愛ぶりを見せていた。
しかしジャスティンとセレーナの交際がトラブリ出すと、テイラーとの仲にも変化が。2013年のビルボード・ミュージック・アワードでは、バックステージでセレーナとジャスティンがハグする姿を見たテイラーが「オエッ」という表情をするのがカメラにとらえられ、テイラーがジャスティンと親友セレーナの交流を良く思っていないことが分かった。
ジャスティンは2015年には「彼女（テイラ－）は最高だ。仲直りして、もう一度一緒にステージに立つべき時がきたなか」とツイートして和解のそぶりを見せていたが、そこにきて今回、突然の批判となった。
一方、カニエとは仲良し
テイラーと打って変って、ジャスティンはカニエとは昔から安定した友情を築いている。
ジャスティンの前アルバム『ビリーヴ』の制作にカニエに参加してもらっており、さらに、カニエが2014年に結婚したリアリティスターのキム・カーダシアンの家族と昔から仲が良かった縁で、近年はさらに急接近。
今年だけでもジャスティンがカニエのファッションショーに足を運び、ジャスティンのパーパス・ツアーの会場でもカニエの姿が目撃されと、お互いを支持し合っている。
カニエとキムが夫婦揃ってジャスティンのツアーへ。
カニエのファッションショーに出席したジャスティン。
そんな関係の違いがあるだけに、今回のテイラーvsカニエ騒動でジャスティンがカニエ支持を表明したのも無理はない。ただ、ジャスティンが未だ元恋人セレーナに好意を示しているだけに、そんな彼女の親友であるテイラーをわざわざ公に批判したのは、なんとも意外。
ジャスティンの発言は、新たな余波を引き起こすのだろうか？
