長期化も予想されていた俳優のジョニー・デップと女優のアンバー・ハードのドロ沼離婚騒動に意外にもあっさりと幕が下された。
現地時間の月曜(8月15日)に行われた裁判後、アンバーがジョニーに対して求めていた接近禁止令を取り下げ、さらに離婚申請直前に起こったと主張していたジョニーによる暴力に対する訴えも、今後2度とジョニーのDVに関する訴えを起こすことができないという条件とともに取り下げた。
一夜明けた火曜、2人は広報を通じて示談成立に関する共同声明を発表。その全文をフロントロウ編集部が翻訳する。
私たちの関係は極めて情熱的で、時に、不安定なものでしたが、つねに愛によって結ばれているものでした。
両者ともに、金銭的利益のために虚偽の告発をしたことはありません。
相手に対し意図的に身体的または精神的苦痛を与えようと試みたこともありません。
アンバーはジョニーの将来の幸せを祈るとともに、この離婚で得る経済的利益をチャリティに寄付します。
気になる示談金は?
声明の内容からしても、アンバーが譲歩した形に見える今回の示談。しかし、アンバーは示談金として莫大な金額を得ることになる。
ジョニーは、当初アンバーが要求していた約8億円(800万ドル)より約1億円少ないものの、約7億円(700万ドル)を示談金として支払うとされ、さらにアンバーにはジョニーと婚姻中15か月間に2人が得た共有財産の50%を受け取る権利があると言われているため、彼女が手にする金額はそれ以上になると予想される。
共同声明にあるように、アンバーは示談金の一部をチャリティ団体に寄付するとしているが、実際のところ全体の何割が寄付に回されるかは明言されていない。
2人の離婚騒動が約3か月間という期間でこんなにもスムーズに解決した背景には、おそらく、騒ぎが大きくなりすぎた結果、酒に酔った際のジョニーの異常性や、アンバーが録取の際に見せた冷静さを欠いた行動など、お互いにマイナスにしかならない恥部が露呈してしまったこともあると考えられている。
これ以上のイメージダウンを避けるためにも、あっさりと決着をつけることができて良かったのかもしれない。