いじめる側にいた過去を激白
人気シンガーのセレーナ・ゴメスがプロデュースしたことで話題となった、Netflixのオリジナルドラマ『13の理由』。現在の若者の多くが直面するいじめや自殺をリアルに描いた同作品は、配信ドラマとしては異例の大ヒットを記録し、すでにシーズン2が制作されることが決まっている。
この作品の中で、主人公のクレイを励ます親友のトニー役を演じているクリスチャン・ナヴァロが、劇中の役柄とは真逆の学生時代を米メディアPop Sugarのインタヴューで明かした。
「いじめる側にいれば、自分はいじめられずに済むと悟った。だから僕は中学時代いじめる側にいたんだ」
ドラマの中で描かれているトニーは、いわゆるいい人。そんなトニーを演じるクリスチャンが、学生時代にいじめに加担していたと聞いてショックな人も多いことだろう。でも、彼は高校に入る目前にあることを決意したという。
「こんなバカげたことは終わりにすることにした。いじめる側にいるやつはみんなから嫌われる。僕らはみんなどこかのコミュニティに属していたいだけなんだ。そのためには『嫌な奴』から脱却することがベストだとわかったんだよ」
自らの過ちに気づき、心を入れかえたクリスチャン。最後に、自分の居場所に悩む若者へのアドバイスを聞かれ、こう答えた。
「周りの人に対して親切に、人の話をちゃんと聞いて、みんなの気持ちを理解しようとするんだ。少なくとも僕には効果があったよ」