「ハローも言えない」と批判
先日、トランプ米大統領がNew York Times誌のインタビューで、7月上旬にドイツで行われたG 20サミットに参加した際に夕食会で隣に座った、日本の安倍昭恵総理大臣夫人についてあるコメントを残し、波紋を呼んでいる。
トランプ大統領が昭恵夫人について発言したのは、「英語が話せない」というもの。
「その日、安倍総理大臣夫人の隣に座ったんだ。安倍総理大臣と同様に、彼女も素晴らしい人だけれど、英語が話せない。ハローすら言えなかったんだ。」
さらにトランプ大統領は、昭恵夫人とアルゼンチン大統領夫人の英語力を比較した発言もした。
「アルゼンチン大統領夫人の隣にも座っていたんだ。素敵な人だったよ、英語も話せるし。昭恵夫人とは良好な関係だから隣に座ったんだけど、通訳を通さないと会話ができない」
喋れないフリをした?広がる憶測
英語が話せないと思われた昭恵夫人だったけれど、一部欧米メディアが2014年にニューヨークで行われたシンポジウムで、流暢な英語スピーチを披露する昭恵夫人の動画を発見。
これによって昭恵夫人は、トランプ氏との会話を避けるために「英語を話せないフリ」をしたのではないかという憶測が欧米で広がっている。
2時間近く執り行われていた夕食会で、英語を話せないフリをしていたとされる昭恵夫人の対応に、欧米では反トランプ派を中心に「尊敬する」「彼女は私のヒーロー」というコメントが相次いでいる。
昭恵夫人が英語を話さなかった真相は明らかにはなっていないものの、今回の対応は意外にも欧米で称賛される形となった。