アメリカで配信がスタートしたNetflixオリジナル映画『トゥー・ザ・ボーン』で拒食症と向き合う女性を演じ、自身も摂食障害であることを告白したリリー。そんな彼女が、現在のファッション界にはびこる問題について言及した。
ランウェイモデルの体型について苦言
The Hollywood Reporterのインタヴューにて、リリーはモデルたちの健康的ではない細さと、それを1つの問題として話し合う必要があると話した。
「ファッションショーを見ていると、信じられないぐらい細い女の子たちがランウェイを歩いているの。しかも、ほとんどの子たちがとても若くてまだ女性になっていない。彼女たちの体型はいつまでも成長しないみたいに感じてしまうの。何人かは今にも倒れそうにも見える。ランウェイモデルの体型について、もっと話し合うべきだと思う」
改善されつつあるモデル体型の問題
フランスでは、ランウェイを歩くモデルはBMI(※)が少なくとも18あることを条件とし、フランスでのショーを歩くために医者の許可を取ることが法律で義務づけられた。
※人の肥満度を表す体格指数
さらに、ここ最近はプラスサイズモデルやプロのモデルではないファッションブロガーが歩いたりと、ランウェイでの多様性も多く見られるようになってきている。
改善されつつある「モデル痩せすぎ問題」。しかしその一方で、全体を見るとやはりまだ細すぎるモデルたちがランウェイを歩く姿が大半。
問題が根強く残るなか、自身も摂食障害に苦しみ、役でも拒食症を演じたリリーにとって、若いモデルが不健康な細さであることは他人事ではない。
ファッション界では、モデル体型についての議論がヒートアップしている。