大ヒット上映中の『グレイテスト・ショーマン』レティ役のように、ヒゲを生やす女性は、現実世界にもいる。
髭を武器に女性の自由を訴える
以前、フロントロウでもご紹介したロンドン在住のアクティビスト、ハナーム・カウア。
ハーナムは、幼い頃から多毛症だったため、まさに『グレイテスト・ショーマン』に登場する髭女のレティのように、顔に生える濃い毛によりいじめや偏見を受けていた女性。
そんなハーナムだけれど、現在はその髭を武器に、体に関する批判やいじめに立ち向かう活動家として大成功を収めている。
彼女に注目が集まるようになったのは、性別によって扱いが変わる考えを見直すために多くの女性が自分の体毛の写真を投稿するハッシュタグ「#LesPrincessesOntDesPoils(プリンセスも毛は生える)」を熱心に支援したことから。
そこから活動家として、多様な美の価値観を受け入れる社会づくりのために活躍したことが評価され、英Cosmopolitan誌主催のイベントで革新的な変化を見出したディスラプターとして称された。
『グレイテスト・ショーマン』のレティ役のように、ハーナムも自分の美しい髭を武器に、これからも活動家として、より多くの女性と協力して、女性の自由が実現する世界に導けるよう活動していくという。