「ヴィジビリティー」と「リプリゼンテイション」とは
LGBT+が社会の中で目に見える存在になること(ヴィジビリティー)と、LGBT+の人々の代表となってその存在を公的に表現してくれる人(リプリゼンテイション)の存在は、LGBT+が社会で受け入れられるためだけでなく、LGBT+の人々のパワーに与えるという意味でもとても重要なこと。
ハリウッドでは長年、「強いイメージがついてしまう」という意味でカミングアウトはキャリア殺しだと言われてきたが、最近の若手セレブの間では、LGBT+の人々のヴィジビリティーを高め、彼らのリプリゼンテイションになるという思いで、カミングアウトするセレブが増えている。
より明るい未来づくりに力を貸している、35歳以下のLGBT+セレブ35人を特集します。
クリステン・スチュワート(28)
もっとも活躍する若手女優のひとりであるクリステンは、元々はプライベートについて語るタイプではなかったが、女性と付き合いだしてからはよりオープンな態度にシフト。
「たとえそれが一人であっても、自信を与えられるなら、自分を少しだけ明け渡そうと思う機会になった」と、The London Sunday Times 紙に明かした。
現在はヴィクトリアズ・シークレットのモデルであるステラ・マックスウェルと交際中。
サム・スミス(25)
ストレートの男性へのむくわれない思いを歌ったデビューアルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』で、グラミー賞4冠に輝き世界的スターになったサム。
本人はV Magazine誌にて「(セカンドアルバムで)僕は本当の同性愛者の男性になれたんだ。男性相手に真剣な交際をはじめて、相手が悪いことをして傷つけられたこともあれば、僕が間違っていたこともあった」と語り、この数年で同性愛者として成長したとコメント。
現在はドラマ『13の理由』のブランドン・フリンと交際中。
カーラ・デルヴィーニュ(25)
シンガーのセイント・ヴィンセントと真剣交際をしていた2015年に、米Vogue誌にてセクシュアリティについて初めて触れたモデル兼女優のカーラ。
「受け入れるまで、すごく長い時間がかかった。でも20歳の時に女の子に恋をしたときに、受け入れなくてはいけないと気づいたの」と語った。
2018年にマイケル・ジャクソンの娘パリス・ジャクソンとキスする姿がパパラッチされたが、本人たちから交際を認めるコメントはない。
エズラ・ミラー(25)
俳優として注目されはじめていた2012年に、LGBTカルチャー誌Outでカミングアウトしたエズラ。しかしキャリアのために隠すべきだったという意見も多かったらしく、「多くの人に、間違った判断だったって言われたよ」と、2017年にShortList誌で告白している。
そんな批判をよそに、エズラはその後、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『ジャスティス・リーグ』など、ハリウッドの大作に起用され続けている。
ローレン・ハウレギ(21)
フィフス・ハーモニーのメンバーであるローレンは、高校時代からの友人である女性とキスする写真がネット上で拡散したあと、ドナルド・トランプ現米大統領の支持者に宛てた公開手紙を米Billboard誌の公式サイトに掲載。
トランプ現米大統領の支持者に対する厳しい言葉が並んだ文の中で、「私はバイセクシャルのキューバ系アメリカ人女性です。そして私は、それを誇りに思っています」と綴り、カミングアウトした。
チャーリー・カーバー(29)
ドラマ『デスパレートな妻たち』でリネットの息子ポーター・スカーボ役を演じたチャーリーは、2016年にインスタグラムに長文を投稿して同性愛者であることをカミングアウト。
「正直になることこそ、正しい方向へと進むための偉大な一歩だと思うのです。この部分を自分の記録から除くことは、世界中の人々が感じている苦しみ、恐怖、恥じらいを長続きさせることに加担しているだけだと考えるようになりました。僕は沈黙を通して、若い男性(または若い女性、若い誰でも)にとって、ゲイでいることはアートの世界でのキャリアには不適切なことだと示唆する手伝いをしてしまっていた。だから今、ここで記録に残してください。僕はゲイです」
現在はスティーヴ・ミラーという男性と交際中。
ジェス・グリン(28)
女性ソロシンガーとして最多となる6つの全英No.1シングルを持つジェスを有名にした大ヒットデビューアルバム『アイ・クライ・ホウェン・アイ・ラフ』は、ある女性との失恋経験がもととなった作品。
2015年にES誌でバイセクシャルであることをカミングアウトしたジェスは、「失恋したわ。彼女に裏切られたの。初めて女性に恋をした経験だった」と、苦い失恋話を明かした。
ナイル・ディマルコ(28)
フロントロウ編集部でも「ろう者のモデル、ナイル・ディマルコのイケメンすぎる手話レッスンが大人気」で特集したナイルは、2015年にツイッターでフォロワーに「(好きな相手は)男性?女性?」と聞かれて、「フルイド(流動的)」と返答。
しかしナイルいわく、なかには白黒はっきりした答えが欲しいと感じる人がいたようで、「たくさんのLGBT+の人たちに、(フルイドという)アイデンティティを批判されたよ」と、舞台裏でバッシングを受けていた事実をのちにAttitude誌にて明かした。
ケラーニ(23)
5月の初の単独来日公演を完売させたシンガーのケラーニは、2018年にツイッターで正式にカミングアウト。
「よく聞かれるから(答える)…私はクィアです」「(ゲイ、ストレートなどと)分類しなくてはいけないと思っていたけど、実際の私は、みんなのことを魅力的だと思いながら歩き回っていたの」とツイートした。
ダニエル・ニューマン(36)
ドラマ『ウォーキング・デッド』にシーズン6から出演したダニエルは、2017年にYouTubeに動画を投稿して同性愛者であることを告白。
あるLGBT+の若者との会話の内容を明かし、「『僕はストレートじゃないよ』って言ったら、彼女に、『なぜ今までそれを公に認めてこなかったの?私たちの一生を変える力があるのに』って言われたよ。あれは、みぞおちに一発食らうほどの衝撃だったね」と説明。
「もっとも簡単に権利を奪われてしまう人たち。それは、存在感がない人たちだ」と語り、声をあげることの重要性を語った。
ジャネール・モネイ(32)
グラミー賞ノミネート経験のあるシンガーであり、女優としては『ドリーム』などに出演するマルチアーティストであるジャネール。
そんな彼女は、2018年にRolling Stones誌で、「アメリカで暮らすクィアな黒人女性として、男性とも女性とも交際したことがある人間として、私は自由なマザファッカーだと自認しているわ」と語ってカミングアウト。
ケイト・マッキノン(34)
今もっとも活躍しているコメディエンヌのひとりであるケイトは、2016年に女性キャストでリブートした映画『ゴーストバスターズ』に出演。
2008年にジュリー・ゴールドマンとのインタビューでレズビアンかと聞かれて「あからさまにそう見えると思ってたけど、(聞かれるなら)あからさまじゃなかったみたいね」と笑うなど、ブレイクする前からセクシュアリティをオープンにしてきた。
現在は女優兼フォトグラファーのジャッキー・アボットと交際中。
マイケル・サム(28)
米プロフットボールリーグNFLにドラフト入りした選手としては、史上初めて同性愛者であることをオープンにしている選手となったマイケル。
「僕は同性愛者の男性です。そして、それを幸せに思っています」と米ESPNに語り、セクシュアリティが明るみに出ることを恐れている学生選手に対して、「怖がる必要はない。自分らしさを恐れるべきではない」と、メッセージをおくった。
シーズン前にNFLから戦力外通告されたサムは、その後、カナダのリーグCFL史上初めて同性愛者であることをオープンにしている選手となり、現在は選手としては休業している。
ルビー・ローズ(32)
ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』でのかっこよすぎる演技で女子のハートをがっちりキャッチしたルビーは、昔からLGBT+であることをオープンにしているセレブ。
ただ、10代の頃に母親にカミングアウトした時は、それを伝える言葉に困ったという。というのも、自分のようにLGBT+の人を誰も知らなかったから。
「自分の気持ちや自分のアイデンティティは理解してたけど、ゲイやレズビアンという言葉というか、ゲイやレズビアンの人を知らなかったから、どう伝えていいか分からなかったの」と、情報番組『Sunday TODAY with Willie Geist』で告白したルビー。
それから約20年、今では自身がLGBT+のヴィジビリティを高めるセレブの一人となって活躍している。
アーロン・カーター(30)
バックストリート・ボーイズのニック・カーターの弟であり、2000年代初めにアイドルシンガーとして全米を熱狂させたアーロン。
「人生の半分近く胸に重くのしかかっていたあることを伝えたい」と言って、2017年にツイッターでバイセクシャルであることを明かし、17歳の時に経験した男性との交際を告白。
自身のセクシュアリティを受け入れたばかりだというアーロンは、年末にポッドキャスト番組『LGBTQ&A』に出演し、「まだ戸惑うこともあるし、(LGBT+)コミュニティについて学び始めたばかり」と語りながら、今後は男女両方との恋の可能性を楽しみにしているという。
アン・マリー(27)
覆面DJマシュメロとのコラボ曲「フレンズ」が大ヒット中の英歌姫アン・マリー。
英音楽サイトThe Line of Best Fitでセクシュアリティについて語り、「男の人だけに魅力を感じたこともなければ、女の人にだけ魅力を感じたこともない。自分がバイセクシャルだと宣言しなきゃいけないと感じたこともない」「好きな人を好きになるだけ」と明かした。
ケヴィン・マクヘイル(29)
ドラマ『グリー』でアーティ役を演じたケヴィンは、2018年にカミングアウトしたセレブのひとり。アリアナ・グランデの新曲「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」に対するリアクションとして、ツイッターに「僕よりゲイだね」と書き込み、これでカミングアウト。
俳優のオースティン・マッケンジーと抱き合いながら寝る写真をSNSにアップしており、交際がウワサされている。
ステラ・マックスウェル(27)
ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルであるステラは、現在、女優のクリステン・スチュワートと同棲中。
本人はセクシュアリティについて発言したことはないが、カメラの前でもクリステンと堂々と手をつないだり、インタビューにクリステンを同伴したり、交際はオープンにしている。
LGBT+であることをオープンにしているヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルは、ステラが初。
クリス・コルファー(27)
ドラマ『グリー』で同性愛者のカート役を演じてブレイクしたクリス。同性愛者であることを当初からオープンにしていたが、『グリー』前には、学校などでも隠していたという。
「僕の地元は、そういうことをしたら殺されるような場所だったからね」と、The Advocate誌に明かしたクリス。ただ、カート役を演じたことでリプリゼンテイションの大切さを再確認したそうで、「ゲイの若者に、ゲイでいてもいいんだということ、ドラマとかでリプリゼンテイションがあることを見せることはすごく大事なことなんだ」と語った。
アマンドラ・ステンバーグ(19)
フェミニスト活動で知られる女優のアマンドラは、あのビヨンセに「(娘の)ブルーにはあなたのような人間になってほしい」とまで言わせた19歳。
2016年にスナップチャットでバイセクシャルであることを認めたあと、現在は、ノンバイナリー(※男女どちらのジェンダーにも属さないこと)と自認しており、2017年には「(ジェンダー)は自分の好きにできる。ジェンダーとは現代社会ごとに決まるもので、実際には存在しないものだと思っている」とPeople誌に語った。
コーリー・マイケル・スミス(31)
ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』の俳優であるコーリーは、2018年にクィアであることをカミングアウトしたばかり。
女性同士のロマンスを描いた映画『キャロル』や、カミングアウトしていない青年が保守的な家族のもとに里帰りする様子を描いた最新映画『1985』など、メインキャストがLGBT+である作品にも多く出演しているコーリー。
こういった映画に関して、「自分にとって親近感のあるストーリーを伝えることには、とてもスペシャルな意味がある」とDailyBeastに語り、クィアと自認していることを認めた。
テディ・クインリヴァン(23)
2015年にルイ・ヴィトンのクリエイティヴ・ディレクターに発掘されて人気女性モデルの一人としてハイブランドの広告やランウェイを飾ってきたテディ。
そんなテディは、2017年に実はトランスジェンダーであることをCNN Styleで初告白。彼女はカミングアウトすることを決めた理由について、「世界の、とくにアメリカでの政治情勢を受けて、トランスであることを明かすことにしました」と語り、同じインタビューでトランプ政権下でのLGBT+の処遇低下を批判した。
トム・デイリー(23)
イギリスの飛び込み王子として知られる、ロンドンオリンピック銅メダル選手のトム。
2013年に公式YouTubeに動画を投稿し、「今年の春、人生が劇的に変わった。すごく幸せで安全な気持ちにしてくれて、最高な気分になれるある人と出会ったんだ。そしてそのある人は、男性なんだ」と告白。
この“ある人”は脚本家のダスティン・ランス・ブラックで、トムとダスティンは同性婚が認められているイギリスで2017年に結婚。2018年には、代理母出産で第一子が間もなく誕生することを発表した。
エンジェル・ヘイズ(26)
ミシガン州出身のラッパーであるエンジェルは、同性愛をテーマにしたマックルモアの曲「セイム・ラヴ」をカバーし、自身のセクシュアリティに対して、13歳の頃に母親から「地獄に落ちる」「エイズになる」などの言葉を受けた経験を赤裸々に告白。
2014~2015年には、俳優のアレック・ボールドウィンの娘であり、モデルのヘイリー・ボールドウィンのいとこであるアイルランド・ボールドウィンと交際して話題になった。
2018年に芸名をRoes(ロース)に改名。
ブランドン・フリン(24)
ドラマ『13の理由』で知られ、現在はシンガーのサム・スミスと交際しているブランドン。
オーストラリアで同性婚の是非を問う国民投票が行われていた時期にシドニーの上空に「NOと投票しよう」というメッセージを見たことが、インスタグラムでカミングアウトするきっかけとなった。
「シドニーの上空に飛行機を飛ばしたあのような人々が作り上げた汚名のせいで、僕らはずっと汚名というものに囲まれながら、これまでの人生ずっと恐怖と共に生きてきた。僕らは闘い、恐怖を感じながらも勇気を持ってそれを乗り越えてきた。それなのに、君はただ怖いからって空にあんなメッセージを書く」と、インスタグラムにLGBT+としての思いを綴ったブランドン。
ちなみにオーストラリアでは、国民投票の末、2017年に同性婚が合法化した。
マーラ・ウィルソン(30)
映画『ミセス・ダウト』や『マチルダ』の子役として知られるマラは、2016年にツイッターで「前はだいたいストレートと自認していたけど、最近はバイセクシャル/クィアという分類を受け入れている」とコメント。
元子役であるマーラは同じく元子役のクリステン・スチュワートやエヴァン・レイチェル・ウッドとキャスティングでライバルになることが多かったらしく、ポッドキャスト番組『My Dad Wrote a Porno』でそれを振り返り、「みんな全然見た目が違うけど、全員がゲイかバイセクシャル(※)になったでしょ。キャスティング担当は何か分かってたのかなって思ったわ」と大笑いしていた。
※クリステンは現在女性と交際しており、ドラマ『Lの世界』のキャサリン・メーニッヒとの交際歴があるエヴァンはバイセクシャルであることを認めている。
コルトン・ヘインズ(29)
ドラマ『ARROW/アロー』や『ティーン・ウルフ』で知られるコルトンは、2016年にファンがSNSに書き込んだ「(コルトンの)ヒミツなゲイの過去」というコメントに、「ヒミツだったっけ?」と返信。
その約半年後にEntertainment Weeklyのインタビューで正式にカミングアウトして、「きっちり言うべきことを言わないと、多くの人をガッカリさせると思ったから」とコメントした。
2017年にフラワーデザイナーのジェフ・リーサムと結婚し、法律上の苗字をヘインズ・リーサムに変えた。
ローワン・ブランチャード(16)
ドラマ『ガール・ミーツ・ワールド』でブレイクしたディズニー・チャンネル・スターのローワン。
2016年にツイッターで、「ストレートだとか、ゲイだとか、なんだとか、自分を分類したくない」と語り、「将来的にはどのジェンダーでも恋愛対象になる可能性があるから、クィアであると自認している」と説明した。
ジェイク・ザイラス(25)
ジェイクは、以前はシャリース・ペンペンコという名前で活躍していた、トランスジェンダーのフィリピン人シンガー。
2008年にトーク番組『ザ・オプラ・ウィンフリー・ショー』でホイットニー・ヒューストンの曲を熱唱する姿が絶賛され、あのセリーヌ・ディオンと共演するほど話題の人に。2010年には、ドラマ『グリー』にも出演した。
そして2017年に、ジェイク・ザイラスへと生まれ変わったことをツイッターで報告。「ジェイクとして生きる、初めての週だ。圧倒されている。みんなの愛にあふれるコメントを読んでいるよ。すごく幸せ」と、ファンに感謝した。
ケシャ(31)
デビュー当時からLGBT+の権利運動に積極的に参加してきたシンガーのケシャ。
2010年にOut誌で「ゲイともストレートとも言わない。分類することそのものが嫌だし。人間が好きなだけ」と語り、2013年にSeventeen誌で「好きな相手は男性だけじゃない。人間がすきなの。ジェンダーは関係ない」と明かした。
2018年にはLGBT+コミュニティのために、1968年の名曲「I Need A Man To Love」を女性から女性の視点で歌った曲「I Need A Woman To Love」に変えてカバーした。
トロイ・シヴァン(22)
オーストラリア人シンガーのトロイは、2013年に同性愛者であることをYouTubeで告白。
「14歳半から15歳まで、ネット上に存在するすべてのカミングアウト関連のビデオを見た。彼らのような勇気ある人がいなければ、僕はどうなっていたかわからない」と語り、「14歳当時の僕のような子が、このビデオを見つけてくれれば」と、動画を作った理由を明かした。
レコード契約を手に入れる前にカミングアウトしたトロイは、これがキャリアに素晴らしい影響を与えたと米Rolling Stone誌で振り返っており、「1日目から、100%正直な音楽を作ることができたからね」と発言。
現在はモデルのJacob Bixenmanと交際中。
マイリー・サイラス(25)
俳優のリアム・ヘムズワースと復縁する前に、モデルのステラ・マックスウェルとひと夏の恋を楽しんだマイリー。
本人はパンセクシャル(全性愛者)だと自認しており、世界にはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)以外のものに当てはまるセクシュアル・マイノリティーがたくさんいるとTime誌で語り、「LGBTのアルファベットは一生増え続けると思う。パンセクシャルのPは追加されるべきだと思うな」と発言した。
ミッチ・グラッシ(25)
グラミー賞3冠に輝くアカペラグループ、ペンタトニックスの一員であるミッチ。
ツイッターで「僕は同性愛者でもあるクリスチャンの男性だ。どちらも僕を定義しないけどね」と発言するなど、デビュー当時から同性愛者であることをオープンにしている。
ペンタトニックスのメンバーであるスコット・ホーイングと共に結成したスーパーフルーツというデュオのYouTubeアカウントでは、「父親にゲイスラングを教える」など、LGBT+関連の企画を展開することも。
ベラ・ソーン(20)
ディズニー・チャンネル・スターのベラは、2016年に女性とキスする写真をSNSに公開し、ファンにバイセクシャルかと問われると、「イエス」と返答。
ツイッターでLGBT+の相談に乗ることもあり、「私はお母さんに言わなかった。ツイッターがカミングアウトだった。でも、母はすでに知っていたと思うけど」と明かし、カミングアウトに悩むファンに、「正直さとためらいのなさ(が必要)。一生自分を隠していたら幸せになれないよ」とアドバイスしていた。
フランク・オーシャン(30)
R&Bシンガーであるフランクは、19歳の時に経験したある男性との恋をブログに綴り、2012年にバイセクシャルであることを初告白。
「これから何が起こるか分からないけど、でも大丈夫。僕はもうヒミツを抱えなくていいから」と語ったフランクは、母や友人への感謝を述べ、「自由な男になった気がする」と締めくくった。
同性愛者にとって厳しい業界だと言われているヒップホップ/R&B界のアーティストによる告白は、ビヨンセをはじめ多くのアーティストから称賛された。
※クリステン・スチュワートの現恋人の名前、マイリー・サイラスの元恋人の名前、ジャネール・モネイの出演映画名、トロイ・シヴァンの出身国の表記を修正しました。