ランジェリー・ブランド、ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)の広告塔「ヴィクトリアズ・エンジェルズ」の一員としての活動のほか、数々の有名ブランドのランウェイや一流ファッション誌などに登場しているポルトガル出身のモデル、サラ・サンパイオ(27)。
エキゾチックな顔立ちに映える意思の強そうなキリッとした眉が特徴的な彼女が、ファンとのやりとりのなかで意外な事実を明かした。
それは、彼女が「抜毛症」と呼ばれる精神障害を抱えているということ。
インスタグラムストーリーの質疑応答機能を使ってフォロワーたちからの質問を募集したサラは、あるファンからの「眉毛はどうやってケアしているの? 」という何気ない質問に、こう回答。
「なるべく触らないように気をつけてる。不運なことに、私は抜毛症に悩んでいて、つい眉毛を抜いてしまうの! だから隙間だらけなんだけど、メイクするときはアイブロウペンシルでがんばって埋めてるわ」。
「抜毛症」とは、別名「抜毛癖」とも呼ばれ、体に生えている正常な毛を無意識のうちに引き抜いてしまう衝動制御障害。
頭髪はもちろん、眉毛やまつ毛などを引き抜いてしまう場合にも、この障害が疑われ、サラの場合は15歳のときに自分のまつ毛をすべて抜いてしまい、さらに眉毛も抜くようになってしまったことから医師に相談した結果、抜毛症であると診断されたという。
サラが公開したすっぴん写真。確かに眉尻の方の毛がまばらになっている。
このサラの正直な告白に、同じ障害に悩んでいる人々から反響が。その後サラは、「私と同じく抜毛症に悩まされているたくさんの人たちからメッセージをもらったわ。だからちょっとこの障害について話すわね」とフォロワーたちに、この障害がどんなものであるかをレクチャー。
「ひどいストレス状態にあったりすると症状が悪化するけど、本を読んだりテレビを観たり、とくに何でもない事をしている時も無意識のうちに毛を抜いてしまうことがあるの」と、抜毛症は自分ではコントロールすることが難しい場合もあり、衝動を抑えるために医師から処方された薬を飲んでいることも明かした。
抜毛症とつき合っていくのは色々と大変なこともあるけれど、「恥ずかしいとは思っていない」と語ったサラ。「これも私の一部だし、これが私。だから、抜毛症に悩んでいるそこのアナタも、恥じたり、誰かに話すことをためらったりする必要はないのよ!」と力強いメッセージを送り、同時に「この障害は精神的なものだから、もし街で部分禿げがある人を見かけても陰口を言ったりしないでね」と世間からの理解を求めていた。(フロントロウ編集部)