地味な“仕打ち”がきっかけ
子役としてデビューし、思春期をスポットライトの下で過ごしたクロエ・モレッツ(21)。そんな彼女が、自分の体形に自信が持てなくなり、豊胸手術を考えるまでになったあるエピソードを明かした。
ある日、映画の撮影のため、楽屋トレーラーに乗り込んだクロエは、衣装と一緒におもむろにある物が置かれているのを発見。それは、バストを大きく見せるためのシリコン製のパッドが入ったプッシュアップブラだった。
それを見た当時16歳のクロエは、「これってどういうこと? 誰が用意したの? 」と困惑。映画制作者からのこの無言のメッセージがきっかけで、「自分の胸は小さすぎるんだ」とコンプレックスを抱くようになったという。
クロエは英The Timesとのインタビューでこの時の出来事を振り返り、「ああいう小さな辛い経験って知らぬ間に積み重なっていくの。一度は振り切ることができても、内側でどんどん大きくなっていく。自分に対して疑問を持ち始めて、『私って自分のバストのサイズに不満なんだ』って思い込むようになってしまう」と当時の複雑な心境を語った。
彼女は、以前、このエピソードと時期を同じくして受けた男性共演者からの突然の「ボディ・シェイミング(体型批判)」についても明かしており、あまりのショックにたまらず泣き出してしまったとも話していた。
現在はありのままの自分を受け入れて愛し、当時の自分を冷静に分析できるほどになったクロエ。しかし、思春期の多感な時期に自らの容姿を否定されるような経験を立て続けに味わうとは、彼女の心には相当深い傷が残ったはず。(フロントロウ編集部)