マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで監督を務めたジェームズ・ガンが解雇されたことを受けて、最新作となる3作目の制作が中断された。

ジェームズ・ガン監督の解雇から1ヵ月

 『アベンジャーズ』シリーズをはじめとしたMCU映画の1つである『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で監督を務めたジェームズ・ガンが、ディズニーによって解雇されてから約1ヵ月。

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の3作目となる最新作の制作が中断したと米The Hollywood Reporterが伝えている。

 関係者によると今回の中断はあくまでも一時的なものだと主張しており、その間にマーベルとディズニーがプロジェクトを再編成するという。

画像1: ジェームズ・ガン監督の解雇から1ヵ月

 約10年前の不適切なツイートが発覚したことからクビを突きつけられたジェームズに対して、多くのファンが抗議し、『ガーディアンズ』で主演を務めたクリス・プラットをはじめメインキャスト9名が公開状を発表してジェームズ監督の再雇用を求めた。

 しかし、そんな努力もむなしく、ディズニーはジェームズ監督を再雇用しない考えを示しており、代わりの監督を探していると報じられている。

画像2: ジェームズ・ガン監督の解雇から1ヵ月

 ジェームズ監督の解雇を受けて、いち早く憤りのコメントを発表したドラックス役のデイヴ・バウティスタは、「法的に義務付けられていることはするつもりですが、ジェームズ監督のいないガーディアンズは私が交わした契約と違います。ジェームズなしのGOTGはGOTGじゃない。それにファシストたちによって評判が損なわれたキャンペーンを推し進める誰かのために働かなくてはいけないと思うと吐き気がする」と、ディズニーを激しく批判し、ジェームズ監督のいない作品への出演を拒否するような発言をした。

画像: Dave Bautista on Twitter twitter.com

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 またスター・ロード役のクリスも、公開状を発表した後に受けた米AP通信のインタビューで「僕たちはジェームズが大好きだし、彼は僕たちの友達。それ以上に、僕たちは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を演じるのが大好きなんだ」と心境を語り、「みんなにとって複雑なシチュエーションだ」と一連の騒動への解決が難航していることを語った。

画像3: ジェームズ・ガン監督の解雇から1ヵ月

 2019年公開の『アベンジャーズ4(仮)』から、新しいフェイズ(※)へと移っていくMCU映画の今後を担う存在として支持されてきたジェームズ監督。
※MCU映画を通して主軸となるストーリーや展開が変わる時にその世界観をフェイズで区別する。

 制作が中断した3作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』については、ちょうど1年前の2017年8月に、ジェームズ監督本人が「(3作目は)10年、20年先のマーベル映画の軸づくりを手助けすることになるだろう」と、今後を見据えたコメントを『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の公式Facebookページでしていた。(フロントロウ編集部)

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