大御所俳優ウィル・スミスの息子で俳優やラッパーとして活躍しているジェイデン・スミス。
生粋の2世セレブである彼は、型破りで奇想天外な発言だけでなく、女性物のスカートやワンピースを身に着けたり、セレブがドレスアップして集うファッションの祭典「METガラ」に切り落としたばかりの自分の髪の毛をアクセサリー代わりに持参たりと、斜め上を行く自由で独創的なファッションで個性を主張している。
そんなジェイデンが、米男性誌GQとのインタビューで「ファッション・アイコン」として着こなしのお手本にしている3人の人物を告白。その面々がやっぱりスゴかった。
まずジェイデンが挙げたのは、ラッパー兼音楽プロデューサーのタイラー・ザ・クリエイター。
カラフルな色使いやポップでカジュアルな着こなしを得意とする彼のファッションは、海外の若い世代に人気があり、ジェイデンが参考にするのも頷けるセンスの良さ。
タイラーとプライベートで交流があるジェイデンは、「シュプリーム(Supreme)を俺に教えてくれたのはタイラーなんだ。タイラーが良いって言うまでは、あのブランドは眼中に無かったね」とタイラーの審美眼を絶賛している。
そして、ジェイデンが2人目のファッションアイコンとして挙げたのは、大好きなスーパーヒーロー、バットマン。
あまりにもバットマンが好きすぎて、真っ白なバットスーツを特注し、レッドカーペットイベントや高校の卒業パーティー、果ては2014年に行われたラッパーのカニエ・ウェストとキム・カーダシアンの結婚式にも正装としてバットスーツを着用していたジェイデン。
スーパーヒーローをファッションのお手本という視点で見ているというのは、やはり彼ならでは。
そして最後の1人は、なんと、ギリシャ神話に登場する海と地震を司る神ポセイドン。
ポセイドンのファッションを尊敬している理由について、ジェイデンは、「彼っていつも1つ上のレベルのバイブを漂わせてると思うんだよね。ちょっとニヤリとしてる表情も良いし、一瞬からかわれてるのかなとも思うんだけど、そこがまた良い」と回答。さらに、「布のドレープ感がたまらないよね」とポセイドンの布1枚の着こなしについて熱く語っていた。
ファッションのお手本として挙げた3人中2人が、もはや実在の人物ではないというユニークな結果となったが、まるで普通の人とは違う次元で生きているかのような独特感性を持つジェイデンに選ばれた面々だと思うと妙に納得がいく。(フロントロウ編集部)