ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』の女優サミラ・ワイリーが、LGBT+の人々のセクシャリティや性自認などを本人の了承なく明かす「アウティング」の被害にあったことを告白。そしてそれをしたのは、ドラマの共演者だった。

 ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』でプッセイ・ワシントン役を演じ、現在はエミー賞受賞ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』に出演しているサミラ・ワイリー。

 プライベートでは『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』で脚本を担当したローレン・モレリと同性婚したLGBT+女優として知られるが、そんなサミラがレズビアンであることが公表されたきっかけは、本人の意志に反する「アウティング」だったことが分かった。

 サミラはポッドキャスト番組『Nancy(ナンシー)』で、こう明かした。

「同性愛者のキャストについてインタビューで聞かれたキャストのひとりが私の名前を言ったの。記事になったものを読んで、泣いたわ。号泣だったね。記事を取り下げるよう、働きかけまでした」

 当時は現在とは違ってセクシャリティに対してオープンな姿勢を取っていなかったたサミラだが、そんな彼女をもっとも傷つけたのは、アウティングされたことで、自分にとって大事なことを自分の言葉で明かせなかったことだったという。

「私のものだったのにそれを誰かに奪われたの。カミングアウトは自分なりのやり方や言い方でできるべき」

 とは言え、今ではこの出来事を受け入れていると語ったサミラは、アウティングをしてしまったキャストの名前も明かさなかった。(フロントロウ編集部)

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