日本でも大ヒット上映中の映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、伝説のロックバンド、クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーの生き様を映し出した映画で、全世界で大きな反響を呼んでいる。
その反響は映画界を超えて、音楽業界まで。クイーンは数あるアメリカの音楽チャートの中で、もっともメインとなる重要なセールスランキング、ビルボード・ホット100で自身のキャリアに新たな記録を残した。
それは、クイーンの楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」がビルボード・ホット100に3度目のチャートインをするということ。1度目はリリースの翌年1976年に9位を記録。2度目は1992年にカルト的人気を誇る映画『ウェインズ・ワールド』に起用されて2位を記録した。
そして今回、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットがあり、再びクイーンの楽曲は多くの人に聞かれ、約26年ぶりにビルボード・ホット100にカムバック。11月17日付のランキングでは、圏外だった「ボヘミアン・ラプソディ」が、33位に急浮上。違う年代で同じ楽曲が3回もビルボード・ホット100にランクインすることは、とても稀な出来事。
さらにクイーンの勢いは止まることなく、全米アルバムランキングでは、『ボヘミアン・ラプソディ』のサウンドトラックが3位に輝き、そして2000年にリリースされたクイーンのベストアルバム『グレイテスト・ヒッツI II &III:プラチナコレクション』が194位から9位に急上昇。
ほかにもビルボードのホット・ロック・ソングスチャートでも上位20曲中11曲がクイーンの楽曲が占めており、映画『ボヘミアン・ラプソディ』をきっかけにクイーン熱がヒートアップしている。(フロントロウ編集部)