世界的ロックバンド、クイーンのボーカルで唯一無二の歌声を持つ故フレディ・マーキュリーの半生を描いた伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の驚異の大ヒットによって、クイーンのメンバー、ブライアン・メイ&ロジャー・テイラーは一体いくら稼いだ?(フロントロウ編集部)

『ボへラプ』のヒットがクイーンに富をもたらす

 先日、授賞式が行なわれたアカデミー賞で主演男優賞をふくむ4部門で受賞を果たすなど、賞レースでも軒並み高評価を獲得した映画『ボヘミアン・ラプソディ』。もちろん故フレディ・マーキュリーを見事に演じきった俳優のラミ・マレックも称賛に値するが、クイーンのメンバーであるブライアン・メイロジャー・テイラーの協力なくして、この映画の成功はあり得なかった。

画像: 映画『ボヘミアン・ラプソディ』より。 Photo:ニュースコム

映画『ボヘミアン・ラプソディ』より。
Photo:ニュースコム

 そんな功労者のブライアンとロジャーの2人は、全世界興行収入が1,000億円を突破する勢いの本作の異次元のヒットによって、一体いくら手にすることになるのだろうか?

 英Expressによると、利益の半分から宣伝広告といったマーケティングと、流通・販売にかかる費用を差し引いた額の半分(50%)がクイーンに支払われる契約で、それをメンバー4人で均等に分けることになっているという。「メンバー4人」と聞いて「え?」と思った方もいると思うが、この4人のなかにはブライアンとロジャー以外に、亡くなったフレディと、フレディの死後、音楽活動への意欲を失って引退した結成メンバーのジョン・ディーコンも含まれている。

画像: 左からブライアン・メイ、フレディ・マーキュリー、ジョン・ディーコン、ロジャー・テイラー。

左からブライアン・メイ、フレディ・マーキュリー、ジョン・ディーコン、ロジャー・テイラー。

 ジョンはこの映画にまったく携わっていないが、フレディ亡き後、クイーンのもとに入る収入はすべてメンバー4人で均等に分ける決まりになっていることを英Dail Mailが伝えており、この方式でいくと、2019年1月時点でメンバー1人につき約100億円が懐に入る計算になるという。

 そこでひとつ疑問なのが、亡きフレディの取り分は誰が手にするのかということ。じつは、フレディの家族以外に、彼の死後に発生した収入が手元に入ってくる人物が。

 それはフレディの人生を語るうえで絶対に欠かせない存在であり、彼を生涯支えた元恋人で親友のメアリー・オースティン。

画像: フレディ・マーキュリーとメアリー・オースティン。映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、フレディをラミ・マレック、メアリーをルーシー・ボイントンが演じた。

フレディ・マーキュリーとメアリー・オースティン。映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、フレディをラミ・マレック、メアリーをルーシー・ボイントンが演じた。

 英Mirrorいわく、フレディは自身の死後に発生する収入の50%をメアリー、25%を両親、残りの25%を妹のカシュミラ・クック(旧姓カシュミラ・バルサラ)に配分することを遺言としてのこしており、フレディの両親が亡くなった今、本来であれば彼の両親のもとにわたるはずであった25%の取り分も、メアリーにわたることになっているとか。

 ちなみに、メアリーもジョン同様、この映画の制作には携わっていないが、映画化するにあたってゴーサインを出したと言われている。(フロントロウ編集部)

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