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 ジャスティン・ビーバーがネットユーザーから自分より「売れてない」と中傷された先輩シンガーを擁護した。(フロントロウ編集部)

 最近では、何か大切なお報せなどがない限りツイッターへの投稿をあまり行っていないジャスティン・ビーバーが、ある先輩シンガーへのサポートを表明するために、めずらしく連投を行う場面があった。

 その先輩シンガーとは、シンガーのアーロン・カーター

画像: ジャスティン・ビーバー、「売れてない」とバカにされた先輩シンガーに助け舟

 1990年代から2000年代に一世を風靡した男性グループ、バックストリート・ボーイズのメンバーであるニック・カーターを兄に持つアーロンは、兄ニックとは違うソロシンガーの道を選び、ティーンの間で大ブレイク。一躍“時の人”となった。

画像: 2001年にアーロンがリリースした3枚目のアルバム『オー・アーロン』のジャケット。

2001年にアーロンがリリースした3枚目のアルバム『オー・アーロン』のジャケット。

 アイドル的な人気を誇る男性ソロシンガーの草分け的存在だったアーロンだが、その後、アイドルの黄金期が終わったこともあり、人気が急落。金銭の管理を任せていた両親が不正をはたらいたことがきっかけで、一時は2億円超の負債を抱えて破産を申請し借金生活を送るというドン底を味わったこともあった。

 そんなアーロンの波乱万丈な人生を嘲笑するかのように、あるツイッターユーザーが「アーロン・カーターがなぜジャスティン・ビーバーほど成功しなかったのか説明されたけど、いまだにその理由がよくわからない」と投稿。

 自身の名前がタグ付けされていたこの投稿に、アーロン本人が反論した。

「おい、聞いてくれ。君の言い草をただ黙って聞いているわけにはいかないな。僕はジャスティンが生まれる前からこの業界にいるんだぞ。いろいろ辛いこともあったけど、いつも乗り越えてきた。僕はジャスティン・ビーバーじゃない。アーロン・カーターだ。僕は今でも“開拓者”で、(男性アイドルとしての)道を切り開いてきた。後の世代の子たちは、僕に敬意を表したことなんてないけどね」

 一見、ジャスティンをチクりと刺したようにもとれるアーロンの発言だが、このやりとりを目にしたジャスティンは、後日こんな風にアーロンを擁護。

 「アーロン・カーター、僕は小さい頃、あなたのアルバムを持っていたよ。『アーロンズ・パーティー』(※)に合わせてノリノリで体を動かしてた。僕は7歳だったかな。もし僕の援護射撃が必要だったら、いつでも言ってよ」

 ※アーロンが2000年にリリースしたヒット曲。

 このジャスティンからのリスペクトに感動した様子のアーロンは、「君のサポートに感謝するよ。愛しかないぜ、ブラザー」と返信して距離を縮めた。

 これに、さらにジャスティンはこんな言葉を投稿してアーロンへの支持を念押し。

「こちらも愛しかないよ、アーロン。僕は君を応援している」

 男性アイドルとしての苦悩を理解しているからこそ、先輩アーロンへの「なんでジャスティンほど売れていないんだ」という心無い中傷には目をつぶることができなかった様子のジャスティン。アーロンの少しトゲのある主張にも、冷静かつ敬意を込めた言葉で対応したところには、大スターの余裕とやさしさを感じる。(フロントロウ編集部)

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