ラグジュアリーブランドのChanel(シャネル)が、将来的に「エキゾチック・スキン(Exotic Skin)」を使用するアイテムを作らないことを発表した。(フロントロウ編集部)
「エキゾチック・スキン(Exotic Skin)」とは?
Chanel(シャネル)のファッションプレジデントであるブルーノ・パブロフスキーが、将来的にブランドのアイテムに「エキゾチック・スキン」を使用しなくなると米WWDを通して発表した。
「エキゾチック・スキン」とは、パイソン柄で知られるクロコダイル、ヘビ、トカゲや、エイ革で知られるスティングレイ、そしてファーなどといった素材のこと。
数多くのビッグメゾンが脱毛皮宣言をしているように、今、ファッション業界では、地球・動物・人間にやさしいエシカル・ファッション(Ethical Fashion)にシフトする流れがある。
そんな流れを受けて、Chanelも「ハイエンドの新たな時代」を築いていくことを狙いとして「エキゾチック・スキン」の使用を将来的になくす考えを示した。
この決断にブルーノは、「私たちはファッション業界の流れを受けて決断しました。この空気は他人から言われた義務ではありませんし、選択の自由です」と説明。
さらにブルーノは、「ハイエンド商品の未来は、私たちのアトリエのノウハウから生まれる」と、今後のChanelは、素材に頼らず独自の職人技を活かすアイテムを増やしていくことを匂わせた。(フロントロウ編集部)