シンガーのジョン・レジェンドが新曲「プリーチ」のミュージックビデオを公開した。
グラミー賞をはじめエンタメ界の賞を総なめにした人気シンガーのジョン・レジェンドが、新曲「プリーチ」のミュージックビデオを公開し、妻のクリッシー・テイゲンとの共演も果たした。
「プリーチ」には、絶え間なく起きる銃乱射事件や、国境で両親から隔離される子どもたち、アフリカ系アメリカ人に対する警察の不平等な対応など、アメリカ合衆国で起こっている数々の悲惨な出来事に対する憤りが背景にあると、ジョンは言う。
「天国は僕が無力ではないことを知っている/だけど僕に何ができる?/僕はたった一人の人間に過ぎない」と日々伝えられる悲惨なニュースを目の当たりにしながら、自分ひとりではどうにもできないそのむごさについて歌っている。
ジョンはツイッターで、「時に今起こっている様々な出来事に対して、イライラすることがある。そんなとき僕たちは無関心になるのか?それとも関与するのか?僕たちはただそのことについて話すだけなのか?それとも何か行動を起こすのか?」と、1回立ち止まって世界に目を向けるよう訴える。
Sometimes we can get so frustrated by the news and what’s going on and there’s this battle going on in ourselves. Do we become apathetic? Do we become engaged? Do we just talk about it, or do we do something? #CantJustPreach https://t.co/09JN3YLq1j pic.twitter.com/cHsEhiiRkx
— John Legend (@johnlegend) 2019年2月15日
そんなメッセージ性の強いこのミュージックビデオでは、YouTubeの新しい募金支援ツールを採用。このビデオを見た視聴者が簡単に募金できるシステムとなっていて、5万アメリカドル(約550万円)をゴールに募金活動が行われている。集まったお金は、ジョンが設立し刑事司法制度改革のために活動しているチャリティー団体、FreeAmericaに寄付される。(フロントロウ編集部)