フランシス・マクドーマンド
プレゼンターとしてステージに登場したフランシス・マクドーマンドが着用していたのは、ヴァレンティノ(Valentino)の濃いピンクのドレス。しかし、注目されたのはドレスではなく、その足元。なんとフランシスは、イエローのビルケンシュトックを履いていたから。アカデミー賞のステージにサンダルを履いて来るとは、さすがオスカー俳優。
シアーシャ・ローナン
シアーシャ・ローナンは、雰囲気にぴったりなベビーピンクのドレスを着用。シンプルに見えがちだけれど、じつは後ろには長いトレーンと大きなリボンが施されており、かなり華やか。ちなみにこのCALVIN KLEIN(カルバン・クライン)のドレスは、アフターパーティーでも着用しており、アフターパーティーでは長いトレーンが取り外されスッキリとした印象だった。
アリアナ・デボーズ
映画『ウエスト・サイド・ストーリー』でアニータを演じ、有色人種のクィアの女性として史上初めて助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズは、ヴァレンティノ(Valentino)のパンツスーツで登場。アワードに参加する女性はドレスのイメージが強いが、あえてパンツスタイルで登場したアリアナ。その理由についてスタイリストのサラ・エドミストンは「クィア女性として、彼女は常に新しい物語を提供し、古いものに挑戦しています。それは、他人を気まずくしないために自分を取り繕う必要はないということです。男性的な面と女性的な面を持つ彼女の旅は、彼女が語るべき物語なのです」と、衣装に込められた意味を英Vogueで明かした。
ホアキン・フェニックス
世界各国で大ヒットを記録した映画『ジョーカー』で主人公のアーサーを熱演し、2020年のアワードで賞を総なめにした俳優のホアキン・フェニックス。第92回アカデミー賞授賞式で主演男優賞を受賞したホアキンがこの日着用したのは、2021年のアカデミー賞授賞式にプレゼンターとして登場した際、2020年にありとあらゆる賞を受賞した際に着用してきた※ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)のスーツだった。幼いころから食生活をヴィーガンに徹底するなど、環境問題の解決について熱心に取り組んでいるホアキンは、サステナビリティの観点からスーツを着回していた。
※Stella McCartneyはブランド設立から動物の皮革やファーなどを使用しないという信念を貫いている。
ベネディクト・カンバーバッチ&ジェイミー・リー・カーティス&ジェイソン・モモア
ロシアによるウクライナへの侵攻が止まらない情勢の中で行なわれた第94回アカデミー賞授賞式。レッドカーペットではセレブたちがウクライナとの連帯を示す姿が見られ、ベネディクト・カンバーバッチは胸にウクライナの国旗を彷彿とさせるイエローとブルーで作られたバッジを着けて登場。
ジェイミー・リー・カーティスは、ウクライナから逃れた難民たちへのサポートを示す、青いリボンを自身の左手の指に巻いて。
ジェイソン・モモアは、ウクライナのカラーのポケットチーフを着けて登場し、ウクライナへのサポートを表明した。
リアーナ
第95回アカデミー賞授賞式で映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』に提供し、最優秀オリジナル楽曲賞にノミネートされた楽曲「Lift Me Up」を披露したリアーナは、アライア(Alaïa)のドレスを着用してレッドカーペットに登場。第2子妊娠中だったリアーナは、大きくなったお腹を最大限に強調した衣装を着用していた。
ケイト・ブランシェット
2203年のアワードシーズンは、サステナブルなアイテムで固めていたケイト・ブランシェット。アカデミー賞授賞式で着用した光沢感があるブルーのトップスが目に入るトップスは、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のアーカイブコレクションから。スカートはサステナブルなシルクが使われおり、環境に配慮したドレスを身にまとっていた。
ビル・ナイ
第95回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされていたビル・ナイは、レッドカーペットに“血まみれのウサギ”を持参して話題に。ビルが持っていたウワギはシルバニアファミリーのウサギで、当初なぜウサギを持参していたのかは明かされていなかったものの、後日、孫の頼みでウサギのシッターを任されていたことが発覚。