リアーナは、これまでデザイナー業やコスメブランドに力をいれていたけれど、2019年にアルバムをリリースすると宣言していたように、今年は音楽活動に力を入れることを以前から宣言している。2016年以来の3年ぶりのアルバムということで、多くのファンが心待ちにしているなか、なんとリアーナの未発売曲が何者かによって『フェンティ・ファンタジア(Fenty Fantasia)』というタイトルで、勝手にApple Musicに公開されてしまうことに。
しかもそのアルバムは、iTunesのワールドランキングで67位にチャートイン。現在は削除されているけれど、リークアルバムにもかかわらず、100位以内にチャートインする話題ぶりをみせた。
このアルバムのことをあるファンがリアーナ本人にインスタグラムで報告。するとリアーナは「クレイジーだわ」と苦言を呈した。
被害者はリアーナだけではない
未発売の音源を勝手にアルバムとしてSpotifyやApple Musicにアップロードされるのは、リアーナが初めてではない。2018年12月には、ビヨンセの未発表曲が『ハブ・ユア・ウェイ』と『バック・アップ、リワインド』というタイトルをつけられ、2枚のアルバムとなって音楽ストリーミングサービスに勝手にアップロードされた。
以前からビヨンセは、告知なしのサプライズでアルバムをリリースするというスタンスをとっていたため、当時は新たなアルバムがリリースされたと話題になり、ツイッターのワールドトレンドを席巻。ところが音源の声が現在のビヨンセの声ではないことから、過去の未発表曲を何者かがまとめてアルバムとしてリークしたことが発覚。
その前にも女性シンガーのシザのアルバムもリークされ、「これは2015年に作られたランダムの曲よ」と自身のインスタグラムにアップしている。
楽曲を勝手にリークされるのは、アーティストにとっては大打撃。そのため、ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンのように、リークされると気づいたファンが一致団結してリークを止めさせるという例もある。
全てデジタル化となった今、ハッカーたちに狙われるアーティストたちが続出している。(フロントロウ編集部)