エリア内の時代設定は?
米ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオにある『ハリー・ポッター』がテーマのエリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の従業員が、エリア内に隠されたファンにはたまらない仕掛けを米Melに明かした。
「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」には、『ハリー・ポッター』の世界観に合わせるために時代設定がある。
建物に雪が積もっているホグズミード村などが広がるエリア内は、原作小説のシリーズ3作目『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』と4作目『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の間という設定。
したがってエリア内には、3作目のストーリーの中心となる「シリウス・ブラックがアズカバンから脱獄した」と描かれたサインや、4作目のストーリーである「三大魔法学校対抗試合」のステージがある。
こうしたエンターテイメントが充実していることに加えて、エリア内が特定の時期に設定されたのには、遊びに来た人が「絶対に安全」に楽しめるようするためのきちんとした理由があった。
3~4作目に設定したもっと重要な理由
「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のエリア内の舞台となる『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』と『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の間の時期は、まだヴォルデモート卿が「消滅」していると考えられていた時。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のラストでハリー・ポッターがついにヴォルデモート卿を目撃することになるが、その後もまだ魔法界ではヴォルデモート卿はもういないと考えられており、名前すら言ってはいけないということになっていた。
エリアの従業員も名前を言ってはいけない人の話をしないようにするルールがあるように、このエリアでは遊びに来た人々はヴォルデモート卿のことを心配することなく安心してエリア内を見て回れるように工夫されているという。(フロントロウ編集部)