テイラー流、ストレスや不安を和らげる方法
米ELLE誌の表紙を飾り、誌面に寄せたエッセイの中で30歳を目前にした現在までに学んだ30個の教訓をシェアしたシンガーのテイラー・スウィフト。
同エッセイの中で、テイラーは、じつは2017年に後輩シンガーのアリアナ・グランデのコンサート会場で起きたイギリス・マンチェスターでの爆破テロ以来、「もしかして自分のツアー会場でも同じような事件が起きるのではないか」という言いようのない不安に駆られるようになったことを告白。
2018年11月に幕を下ろした、世界各都市のスタジアムを回る『レピュテーション・スタジアム・ツアー』がスタートする前にも、もしテロや事件が起きたらどうしようと心配で仕方なかったというテイラーは「ツアーに出るのが本当に怖かったの。7カ月間にもわたるツアー期間中、300万人ものファンたちの命をどうやって守ったらいいのか、私には分からなかった」と当時の不安な心境を振り返った。
それでも、会場を訪れるファンたちを危険から守る対策を練り、費用を投じ、努力の限りを尽くして、ツアーを決行し、無事にすべての日程を終えたテイラー。
それと時期を同じくして、彼女は自分自身のライフスタイルや心のケアについても見直すことにしたという。
ストレスや不安に打ち勝つ手段の1つとして、テイラーが日常生活に取り入れるようになったのが、ビタミン系のサプリを積極的に摂るという方法。
「ビタミンを獲ると気分がだいぶ良くなるの! 」と綴ったテイラーは、続けて、「ストレスや不安の症状をサポートしてくれる天然由来のテアニンというサプリを飲むようにしてる。あとは筋肉の健康とエネルギー増強のためにマグネシウムも摂ってるわ」と2種類のサプリを飲むようになったことを明かした。
テアニンとマグネシウム
テイラーがストレスや不安の緩和のために摂っているサプリとして挙げた2種類のうち、まず1つめのテアニンはストレス軽減や睡眠改善などに効果があることが化学的に立証されている。
アミノ酸の一種であるテアニンは、お茶に多く含まれる成分として知られており、気持ちを落ち着かせ、ストレスを低減する作用があると言われている。
臨床実験では、テアニンを摂取することにより、リラックスの指標であるアルファ波が発生することが確認されており、月経前症候群(PMS)のイライラ、憂鬱、集中力の低下等の精神的症状を改善することも報告されている。
マグネシウムにはテイラーの言う通り、筋肉の収縮やタンパク質の合成といった筋肉に関連する働きが。
運動により汗をかいたり、ストレスが蓄積されると、マグネシウムの消費率は上がるものの、体内では生成できない栄養素なので、疲れや不安などを感じたら、食品やサプリから積極的に摂るようにすることが推奨されている。
マグネシウムを多く含む食材には、海藻類、ナッツ類、魚介類、大豆類などがあるが、それらを意識的に食事から摂取するよりも、テイラーのようにサプリを飲む方が手軽。
さらに、マグネシウムには、ストレスの緩和や精神状態を安定させるなど、体の健康だけでなく心の健康にも有効な栄養素として知られている。
マグネシウムには筋肉を弛緩させる働きがあるので、逆に筋肉を収縮させる働きのあるカルシウムと一緒に摂ることで、バランスを整えるのがベスト。
大スターゆえに、つねに多大なプレッシャーやストレスにさらされているテイラーだけど、彼女のストレス対策は意外にも一般人にも手軽にマネできるものだった。
テアニンもマグネシウムも、コンビニで購入できる入手しやすいサプリ。テイラーお勧めの2つの栄養素をサプリで賢く取り入れて、心も体も健やかな毎日を送ってみては? (フロントロウ編集部)