最新の美容成分が配合されたスキンケア製品が発売されたり、新たに美容効果が見直された成分があったりと、毎年スキンケアにもトレンドがある。そんななか、海外では2019年は 「CBDオイル」 などとともに、エイジングケア効果が期待できる成分「バクチオール(bakuchiol)」がスキンケアトレンドとして注目を集めている。
「バクチオール(bakuchiol)」とは?
「バクチオール(bakuchiol)」は、マメ科のオランダビユという植物の種子由来の成分。抗ウイルス作用に優れているとされて、実はインドのアーユルヴェーダで昔から使われてきた。シワなどエイジングサインへの効果が期待できることがわかり、ここ数年で徐々に注目度が高まっている。
ニューヨークの皮膚科医レイチェル・ナザリアンは、「バクチオール」は、日本でもエイジングケア製品に配合されていることが多い「レチノール」のように、肌のコラーゲンの生成を促して肌にハリを与えてシワなどのエイジングケア効果が期待できると英メディアByrdieにコメント。
しかも、レチノールのようなエイジングケアが期待できるうえに「バクチオールはレチノールのような刺激や炎症といった副作用は少ない」と話している。
皮膚科医のメラニー・パームも「レチノールに比べて乾燥、炎症などを起こす刺激が少ない傾向がある」と米メディアinstyleにコメント。
皮膚科医のデンディ・エンゲルマンも同様に、「バクチオールは、乾燥肌や敏感肌に悩んでいてレチノールの成分に耐えられなかった人に理想的」と話している。
1日1回、夜の使用がオススメ
「バクチオール」が「レチノール」ともうひとつ違う点は、光や酸化ストレスに対して安定していることだという。そのため、メラニーは「バクチオール」配合のスキンケア製品は「1日に1度使えば良い」とコメント。
なかでも夜に行なったほうが良いそうで、「夜は肌の回復のメカニズムを利用できるから、エイジングケアに理想的」と話している。
あたらしいスキンケアを探している人も、いま使っているエイジングケア製品を変えたい人も、「バクチオール」配合のスキンケア製品に注目してみては。(フロントロウ編集部)