出産前、最後の記憶は「リアーナに叩かれたこと」
スリック・ウッズは、2018年9月に行なわれたリアーナの下着ブランド、サヴェージXフェンティ(Savage X Fenty)のランウェイに妊婦モデルとして登場したことで一躍注目を集めた個性派モデル。
このランウェイの直後に出産したことでも記憶に新しい22歳のスリックが、英Vogueに当時のエピソードを語った。
サヴェージXフェンティでは、チョーカーつきのデザイン性の高いパンティに、レースのニーハイソックス、トップはニップルカバーのみというセクシーすぎる姿でランウェイを歩いたスリック。
ランウェイ会場からそのまま病院に直行し、18時間の出産時間を経て男の子を出産したスリックは、当時をこう振り返る。
「病院に行く前で覚えている最後の記憶はリアーナにムチで叩かれたこと。ショーを離れる時にはすでに子宮口が2㎝開いていた。それから出産まで18時間もかかった。分娩室は大荒れだったわ。そこには事務所の人と赤ちゃんの父親がいて、(シンガーの)エリカ・バドゥがフェイスタイムで私のドゥーラ(※)をしてくれた。そして私のミラクルが生まれたの。彼を初めて抱きしめた時の気持ちは言葉にならないわ」
※ドゥーラとは、産前・産後に母親に寄り添い、助産師のようなケアやサポートをする人のこと。
ただでさえ慌ただしいファッションショーに、出産間近の状態で参加したスリック。妊婦でも構わず激励のムチ打ちをするのもリアーナらしいし、それが出産前のスリックの最後の記憶というのも、なかなかのもの。
さらには、露出度MAXな姿で歩いた会場ですでに子宮口が開いていたということも驚き。
それだけスリックが出産間近だったということは、キャットウォークの途中で破水や陣痛が始まる可能性も十分あったということになる。
そんな状態でファッションショーへの出演を決意したスリックの根性もすごいが、大きなリスクを背負ったリアーナもさすが。(フロントロウ編集部)