Photo:ゲッティイメージズ、スプラッシュ/アフロ、Just Water Website
毎年4月22日は、地球のことを考える「アースデイ」。地球の夏はどんどん暑くなり、冬はとっても寒い。異常気象も当然のこととなってしまってきている今、私たちにできることは何があるんだろう?(フロントロウ編集部)

1人の学生の呼びかけから始まった「アースデイ」

 1968年に人類が初めて宇宙に浮かぶまん丸な地球の姿を見てから、人々の関心が地球全体の環境保護に向き始めた。そんななか、1970年にアメリカで上院議員をしていたゲイロード・ネルソンが、「環境の日が必要だ」と提案したところ、超名門スタンフォード大学に通う学生だったデニス・ヘイズが、「『母の日』や『父の日』があるのに『地球の日』がないなんておかしい」と人々に呼びかけたことをきっかけに、4月22日の「アースデイ」が制定された。

 ちなみに、銀座の歩行者天国も人々の環境への関心が高まったことで、1970年から始まったものだって知ってた?

画像: 1人の学生の呼びかけから始まった「アースデイ」

世界でも年々関心が高まっている環境保護活動

 「環境保護」と聞くと、なんだか真面目な印象で近寄りがたい…? でもそんなことを言っていられないほど、地球環境の悪化は深刻。多くの有名人たちも、自分にできることを始めている。

 例えば、ウィル・スミスと息子ジェイデン・スミスなどは飲料水メーカーJUST WATERを設立。パッケージは100%再生可能資源で、蓋はプラスチックでなくサトウキビから出来ているという。ちなみに、妹のウィロー・スミスも自然を愛していることで知られていて、これまでも植林活動などに参加している。

画像1: 世界でも年々関心が高まっている環境保護活動

 また、女優のジュリア・ロバーツの自宅や、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニーのオフィスは、太陽光発電や風力発電を取り入れている。

画像2: 世界でも年々関心が高まっている環境保護活動

日本で参加できるアースデイのイベント

 そうはいっても、個人でできることってなにがあるのか分からないことも。まずは、環境のためにどんなことやものが世界で生み出されているのか知ることができるイベントに参加してみるのも、ひとつの手。そこで、今週末に行なわれるものも含んだ、いつくかの楽しい「アースデイ」イベントをご紹介。

【東京アースデイ2019】

 日本最大級のアース・デイイベント。今年は4月20日と21日の2日間、代々木公園で開催。様々なテーマごとに分かれたエリアで、自分の気になる知識や体験を得ることができる。

・プラスチックシフトアクションブース

 使い捨てプラスチック代替品やパッケージレスのものを紹介するこのエリアでは、プラスチックの代わりに大麦でできたストローを販売したり、プラスチックゴミをアートに変えるワークショップを実施。

・メイド・イン・アースの純オーガニックコットンの世界

 純オーガニックコットン100%の製品に注目したエリア。様々なアイテムを手に取ることができ、クルミで作るボタンのワークショップも開催。

・SDGs ハッピーアースパレード in 渋谷

 「YES PEACE!」を合言葉に、人種・国籍・宗教の枠を越えた様々な人々が渋谷の街を練り歩く。


【ポケモンGO アースデイ・クリーンアップ】

 世界各国で実際に行なわれるアースデイの清掃イベントに参加した人数によって、ゲーム内でも3段階のボーナスが発生する予定。日本では、4月27日に岩手県大槌町で実際の清掃イベントが行なわれる。


【アースデイ2019~春~ in 南大沢】

 八王子市南大沢で、4月20日と21日に行なわれる。自然食材を使った食べ物や、アジアやアフリカなど、世界各国から集められた雑貨などが販売される。


【東京アースデイ自転車ライド】

 自転車に乗れば地球に優しいをモットーに、2003年から始まったイベント。2019年のアースデイライドは4月7日に終了したが、9月から3月の間は、月1回のペースで、プチアースデイライドが開催される。 


 もしイベントに行けなくても、プラスチック製品を使うのを控えてみたり、買い物に出かけた時のためにエコバッグを持ち歩いたり、冷暖房を控えたりすることも、環境のために自分ができる行動のひとつ。ぜひ小さなところから、行動を始めてみて。(フロントロウ編集部)

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