テイラー・スウィフトが、ミュージカル映画『キャッツ』に出演するための役作りとして「猫の学校」なるものに出席したことを明かした。(フロントロウ編集部)

「猫の学校」で修業

 ミュージカルの本場ブロードウェイでのロングラン公演や、日本でも劇団四季の公演などでお馴染みの、猫たちが主役の名作ミュージカル『キャッツ』。

 その映画版がハリウッドで制作され、豪華キャストが集結したことで話題となっているけれど、その中でも最も注目を集めているのが、シンガーのテイラー・スウィフト

 自身初となるミュージカル映画での出演で、メインキャラクターのうちの1匹で、メス猫グループのリーダー的存在であるセクシーな猫“ボンバルリーナ”を演じたテイラーは、同作の役作りのために「キャット・スクール(猫の学校)」なるもので訓練を受け、猫の習性について学んだことを告白した。

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撮影中には「BONBALURINA(ボンバルリーナ)」と役名が掲げられた楽屋トレーラーの前で撮ったセルフィーを公開していた。

 テイラーは米Entertainment Weeklyとのインタビューで、役作りや「キャット・スクール」について説明。

「とにかく全身全霊を注いで役作りに励んだの。すごく楽しかった。猫の動きを自然に再現するために『キャット・スクール』と呼ばれるクラスをみんなで受けたの。猫がどんな風に物事を考えてるかとか、どんな風に感じるかとか、どんな風に行動するかとかを学ぶの。すごく勉強になったわ」

 大の愛猫家で知られ、最近ではそれまで飼っていたメレディスとオリヴィアという2匹の猫にくわえて、新曲「ME!(ミー!)」のMV撮影で出会った子猫のベンジャミン・バトンを新たな家族として迎え入れたテイラー。

 日頃から猫たちに囲まれて暮らしている彼女だけれど、キャット・スクールに出席し、改めて猫という生き物を観察することで、たくさんのことに気づき、役作りに活かすことができたよう。


舞台版とはここが違う

 ちなみに、映画『キャッツ』に登場する猫たちの風貌について、テイラーは、舞台版とは大きく違っていると話している。

画像: ブロードウェイミュージカル版の『キャッツ』。毛皮の模様のペイントが施された全身タイツに猫顔メイク、ファーを使ったハットやアクセサリーが革新的だった。

ブロードウェイミュージカル版の『キャッツ』。毛皮の模様のペイントが施された全身タイツに猫顔メイク、ファーを使ったハットやアクセサリーが革新的だった。

 テイラー曰く、ファーやヒゲ、しっぽなどは、よりリアルさを追求するために、単なる衣装やメイクではなく、デジタル処理によって編集段階で追加されているとのこと。

 「私たちの体にはデジタルのファーが描き足されてるの。すべて実写で、アニメではないわ。モーションキャプチャー(※)でもない。今まで誰も見たことのないような映像に仕上がってるわ。しっぽの動きも、耳やヒゲもすごくナチュラル」
※人間などの動きを測定してコンピューターに取り込み3Dグラフィックで再現する技術のこと。体中に測定装置をつけるなどして行なわれる。

 テイラーが「私がこれまで見た中でも最高にクール」と話す同作が一体どんな映像で楽しませてくれるのか、期待が高まる。

 同作には、テイラーのほかにも、映画『アベンジャーズ』シリーズでヘイムダルを演じたイドリス・エルバやシンガーのジェニファー・ハドソン、映画『ピッチ・パーフェクト』のレベル・ウィルソン、アカデミー賞受賞経験のあるベテラン女優のジュディ・デンチほか個性豊かなキャストたちが出演。

 米公開はクリスマス目前の2019年12月20日と発表されているが、日本での公開は現時点では未定となっている。(フロントロウ編集部)

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