米HBOの新作ドラマ『ユーフォリア(原題:Euphoria)』で主演を務め、女優として新境地を開拓しているゼンデイヤ。
ドラッグやセックス、アイデンティティー、ソーシャルメディアなどに悩みながら、恋愛や友情といった人間関係に苦しむ高校生たちを描いた同作で、ゼンデイヤはこれまでのクリーンなイメージを払拭。嘘つきで薬物中毒の女子高生を演じ、公開前から話題呼んでいる。
若年層のドラッグ使用や薬物中毒、乱れた性など、ヘビーなトピックに斬り込んでいる『ユーフォリア』。全米公開を1週間後に控えた6月上旬、テキサス州オースティンで開催されたATXテレビジョン・フェスティバルで先行プレミア上映が行なわれ、制作陣やキャストを集めたパネルディスカッションも開かれた。
そんななか、一般来場者とのQ&Aの最中にある男性がゼンデイヤを突然アイスクリーム・デートに誘う場面が。
薬物中毒者を演じるゼンデイヤに対して「実際にドラッグをやってみたんですか? 大麻とか?」と思い切った質問をした男性に、ゼンデイヤは「ノー。私はドラッグには一切手を出さないわ。だから未知の領域だった」と真摯に回答。
すると質問者の男性は、ゼンデイヤに自分と一緒に近所のアイスクリームショップにデートに行かないかと流れを無視したお誘いを投げかけた。
ゼンデイヤはこの男性の無茶ブリに対して、とくに動揺する様子も見せず、「うーん、時間があったら行くんだけどな。私アイスクリーム大好きだし、お誘いありがとう」とクールに答えて、丁寧にお断りした。
男性が「それって、ノーってこと? それとも可能性はあるの?」、「お互いをまだよく知らないからだれかもう1人友だちを連れてきてもいいよ」と冗談交じりに食い下がると、ゼンデイヤは「考えてみるね」と答えたあと、観客たちを見渡して「わかった、みんなで一緒に行こう」とコメントし、会場を沸かせていた。
ゼンデイヤは自身のプライベート、とくに恋愛についてはあまり明かさない秘密主義なことで知られている。
映画『スパイダーマン:ホームカミング』とその続編の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で共演した俳優のトム・ホランドとは、ずっとロマンスのウワサが囁かれているが、以前2人そろってキッパリと否定。その後もファンたちは2人の交際を熱望しているものの、ゼンデイヤの恋愛事情については未だ謎のベールに包まれたままとなっている。
あまり恋愛の話をしない彼女だけれど、突然デートに誘ってきた男性に波風を立てずに上手に「ノー」と言うテクは持ち合わせているよう。
表に出さないだけでじつは恋愛上級者なのか、それともコミュ力が高いだけなのか。とにかくゼンデイヤが処世術に長けていることは確か。(フロントロウ編集部)