日本史上最も愛されたディズニー作品として知られる『アナと雪の女王』。その続編となる新作『アナと雪の女王2』の公開が半年を切った先週、全世界に先がけて日本版のヴィジュアル・ポスターがお披露目されたが、それに続き、今度は北米版のポスターが公開された。
日本版のポスターでは、雪がちらつく真っ白な背景に物語の主人公である、氷と雪を操る力を持つ姉のエルサと明るいキャラクターで知られる妹のアナが真っ直ぐに前を見つめて歩く姿が描かれている。
真正面を向いていることもあり、前作のドレスとは打って変わって「女性の力強さを表している」と海外で評判のエルサのパンツスタイルらしき新コスチュームも明らかに。さらに、アナの衣装も以前より成熟した大人っぽくキリっとしたスタイルに進化しているのがわかる。
一方の北米版では、エルサとアナが霧がかかった薄暗い森に佇み、視線を何やら上の方に向けている。こちらは2人が経っている場所の距離感や向き、そしてぼんやりと漂う霧の影響で、エルサとアナの衣装はディティールまではっきりとは見ることはできない。
北米版には「アレ」が無い
注目したいのは、日本版のポスターでは前作での世界観に忠実な“雪”がフィーチャーされているのに対し、北米版では真っ赤な広葉樹や落ち葉は描かれているが、“雪”は一切見られない。
タイトルも「雪」や「氷の世界」を意味する『Frozen』を前作からそのまま継承した『Frozen2』を採用しているのに、北米版の第1弾ポスターには“雪”を登場させなかったのには何か狙いがあるのだろうか?
7月に公開されるディズニー/ピクサーの『トイ・ストーリー4』でも日米版のポスターに大きな差があったことで話題に。
『トイ・ストーリー4』の日本版のポスターでは、北米版には無い、物語の展開を予想させる意味深なメッセージが記載されていたが、『アナと雪の女王2』に関しても同様で「なぜ、エルサに力は与えられたのか―。」という、続編では、姉妹たちが、そもそもエルサが不思議な力を持つこととなった理由を探る旅に出ることが予想される文言が書かれている。
米現地時間6月11日には、2月に公開された第1弾ティーザーに続く、最新版の予告編が公開予定。『アナと雪の女王2』は、11月22日に日米同時公開される。(フロントロウ編集部)