映画『マイティ・ソー』や『アベンジャーズ』シリーズのソー役や日本でも6月14日から封切られた映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』の主人公エージェントH役など幅広い役柄をこなす人気俳優のクリス・ヘムズワースが、俳優としてブレイクするずっと以前に故郷オーストラリアで励んでいた一風変わったアルバイトについて明かした。
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』の共演者であるクメイル・ナンジアニとともに、米人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』に出演したクリスは、それぞれの暴露ネタが書かれた紙が入った封筒を引き、相手にいくつかの質問をして、その告白が真実か否かを当てる「トゥルー・コンフェッション(真実の告白)」と題されたゲームでクメイルと対決。
「僕の初めての仕事は搾乳器の洗浄だった」と書かれた紙を引き当て、ポーカーフェイスで読み上げたクリスだが、司会者のジミー・ファロンや会場にいた観客たちからは笑いが。
まさかクリスが、母乳を絞るための搾乳器を洗浄する仕事という聞いたこともないようなバイトをやっていたはずがないと、誰もがこの告白は“偽物”であると高を括った。
「当時何歳だったの? 」と質問するクメイルに「14歳だったよ」と答えたクリス。「搾乳器具を洗うだけの仕事だったの? ほかにはどんなことをしたの? 」と尋ねられると、「たまに修理なんかもしてたよ。搾乳用のポンプにはモーターとベルトがついていてね…」と搾乳機の構造を身振り手振りをつけて熱心に説明。
クメイルとジミーがいぶかし気な表情で「人間用? それとも動物用? 」と続けると、「人間用で、薬局とかで貸し出されてるやつ。返却された搾乳器には乾いた母乳とかが付着してたりするから、歯ブラシでこすったりしてキレイにするんだよ」と仕事内容を詳しく解説した。
「これでウソだったら、ただのサイコパスだと思う」と言うクメイルに対し、ジミーは「これはウソだ! 」と断言。すると、クリスは嬉しそうな顔で「真実だよ!」と答え、会場を沸かせた。
クリスがバイトをしていたのは、オーストラリアでは有名な電機メーカーの電動搾乳器のレンタルを行なっている薬局で、歯ブラシのほかにもスプレーやタオルを使って使用済みの搾乳器を掃除していたんだそう。
クメイルは、あまりの衝撃に「ちょっと1つだけ質問していい? その搾乳器を使っていた女性たちは、洗浄を担当していたのがクリス・ヘムズワースだっていうのは知ってるのかな? 」とコメントして爆笑を誘っていた。
俳優としてブレイクするまでは、極貧生活を送っており、俳優になったきっかけも両親を早く楽させたかったからだと明かしているクリス。14歳の頃からバイトに励んでいたという勤労少年ぶりには頭が下がるが、搾乳器の洗浄というニッチすぎる仕事を経験していたとは驚き。(フロントロウ編集部)