「頭の中に小さなドラゴンが眠っていて…」
人気ドラマ『ジェーン・ザ・ヴァージン』で主人公のジェーンを演じるジーナ・ロドリゲスが、ケネディフォーラムで行なわれたメンタルヘルスの対談会に登壇。同作のファイナルシーズンの撮影中に重度のメンタルヘルスに苦しんでいたことを明かした。
『ジェーン・ザ・ヴァージン』は、結婚まで純潔を守ると誓ったジェーンが医療ミスで妊娠してしまい、処女なのに子供を授かったことをきっかけにドタバタ劇がはじまるコメディドラマ。
毎エピソードで視聴者を笑わせてくれる作品で主人公を演じたジーナだが、プライベートでは2017年5月に不安障害を抱えていることを告白し、ハッピーオーラ全開の陽気な役柄とは裏腹にメンタルヘルスと闘っていることを公表した。
そんなジーナが、再び自身のメンタルヘルスについて言及。現在全米で放送中のファイナルシーズンの撮影中に、制作を中断させなければならなくなるほどのうつ状態に陥ったという。
“Jane the Virgin” star Gina Rodriguez opened up about her mental health struggles in a candid and powerful conversation with @tvkatesnow.@HereIsGina said she wanted to contribute to the mental health conversation and surprised everyone with her candor at @kennedyforum. pic.twitter.com/pgH6QbDkCi
— TODAY (@TODAYshow) 2019年6月17日
「どうしても頑張れなくなっちゃったところまで達して…。後でやろう、後で対応しよう、後で解決しよう、今はこれに集中してって、(自分のメンタルヘルスは)後回しにしていた。でもその間にも頭の中には小さなドラゴンが眠っていて…。ファイナルシーンでシリーズ史上初めて制作を中断しなきゃいけなくなった。このシーズンはものすごく忙しくて、この時初めて『できない』って言えた」
16歳の頃からうつ病と戦ってきたというジーナは、過去に自殺を考えることもあったと声を震わせながら語った。
そんなジーナは、心の病を人に話すことで回復の道を見つけたといい、だからこそこの対談会に参加したと熱弁。「若い女性の間で話し合われるべき。私は(メンタルヘルスを)無視して、彼女たちに夢を追いかけてとは言えない」と、メンタルヘルスについてその苦労や葛藤について語ることの大切さを訴えた。(フロントロウ編集部)