ドレスにマッチした「飲み物」を購入
米フォーブス誌が発表している「世界で最も稼ぐモデルランキング」の首位を2連覇したケンダル・ジェンナーがある疑惑に巻き込まれている。
6月のある日、爽やかなオレンジのボディコンドレス姿でニューヨークの街の一角にある小さなコンビニに立ち寄ったケンダル。
ボディーガードを引き連れて店内へと入ったケンダルが購入したのはオレンジ・バニラ味のコカコーラだった。
服装と絶妙にマッチしたケンダルの飲み物のチョイスに、世界中のメディアが「スタイリッシュ!」、「おしゃれなチョイス」と食いつき、ケンダルがその後インスタグラムに投稿した買い物中に店内の防犯カメラに映った自分の姿を切り取った写真も「めちゃくちゃオシャレ」、「マネしたい!」と話題に。親友でモデルのジジ・ハディッドも思わず「最高にイイ! 」と反応するほど好評となった。
コカ・コーラ社の新商品の広告?
しかし世間から大きな反響を得たこのケンダルの行動が、じつはすべてコカ・コーラ社との協賛により仕組まれたものなのではないかという疑惑が持ち上がっている。
カーダシアン・ジェンナー家の姉妹の中では最も自然体な性格で知られ、普段はコンビニに行くのにいちいちドレスアップするなどということはしないケンダル。
そんな彼女がわざわざオレンジ色のドレスに身を包み、オレンジ味のコカ・コーラ社の新製品を購入するというというのは不自然だとの指摘が上がっているほか、ケンダルの缶の持ち方も、まるで、あえてパパラッチのカメラにしっかりとロゴが写るように見えるとの声も。
さらに、ケンダルがコンビニ店内に滞在したのはほんの数分間だったはずなのに、彼女がインスタグラムに投稿した店の監視カメラの映像のスクリーンショットは、一体どうやって彼女の手に渡ったのかという点についても人々は疑問を募らせている。
ケンダルはオレンジ・バニラ味のコーラのほかにもヌテラ(Nutella)のチョコレートスナックも購入しており、ただ単に色んな偶然が重なったという可能性も充分に考えられるが、もしこれが疑惑の通り、コカ・コーラ社によるケンダルの人気や影響力を活用した販促活動なのだとしたら、かなりクレバー。
しかし、現在のアメリカの法律では、インスタグラムやツイッター等のSNSで製品やサービス等の宣伝をする際には「#Ad」や「#Sponsored」といった、その投稿が広告であることをはっきりと明記しなければならないという決まりになっている。そのため、ケンダルが投稿した監視カメラ映像の写真はその規定にひっかかることになってしまうが…。
ちなみに、コカ・コーラ社の公式アカウントはケンダルの投稿に「コーディネートを完璧に仕上げてくれるドリンクを発見したとき」と“100点満点”を意味する絵文字を添えたコメントを残しており、これについて米Insiderに直撃された同社の担当者は「ケンダルにはブランドのパートナーとしての報酬は支払われていません」と疑惑を否定している。(フロントロウ編集部)