シンガー兼女優のセレーナ・ゴメスが、メキシコからアメリカへとやって来た移民の子供たちを収容する施設の劣悪な環境と、子供たちへの非人道的な扱いに「一刻も早くこんなことをやめさせなくてはならない」と訴えかけた。(フロントロウ編集部)

「移民親子引き離し」問題が再燃

 移民問題に対して強硬な姿勢を示すドナルド・トランプ米大統領のもと、アメリカでは昨年から不法侵入した移民の子供たちを施設に収容する措置が取られているが、最近になって収容施設の食料や水が不足していることや、衛生状態が極めて悪いことなどが次々と明らかになり、再び厳しい批判にさらされている。

 そんななか、収容施設の過酷な状況を知ったシンガー兼女優のセレーナ・ゴメスが、インスタグラムを通じてアメリカ政府の非人道的な対応に苦言を呈した。

 「子どもたちが檻に入れられてる!エマージェンシーブランケット(※)を巻いてコンクリートの床で寝てるのよ!彼らは最低限の尊厳も与えられていない!なぜこんなことがまだ起きてるの??? 間違いなく非人間的だし、ましてや子供たちに対してこんな扱いをするなんて言語道断。彼らがどのような思いをしているのか、私には想像もつかない。私たちは一刻も早くこんなことをやめさせなくてはならない!このような人権問題に対して黙っていてはダメ。みんなも声を上げて。#CloseTheCamps(収容所を閉鎖させよう)#FamilesBelongTogether(家族は一緒にいるべき)」
※アルミニウムをもとに作られた極薄の防風&防寒用シートで、主に毛布や布団を確保できない災害時に活用されている。

 米CNNによると、施設に収容された子供たちは着替えの服も与えられず、オムツを必要とする年齢の子供たちは排泄物を垂れ流した状態での生活を強いられているという。また、施設では子供が子供の面倒を見ているそうで、なかには放置されっぱなしの幼児もいるといい、子供たちの心身に与えるダメージが懸念されている。(フロントロウ編集部)

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