ジャスティン・ビーバーを発掘した敏腕マネージャーとして知られるスクーター・ブラウンが、テイラー・スウィフトが2018年まで所属していた音楽レーベルのビッグマシン・レコードを買収したことに対し、テイラーが声明を通じて怒りを爆発させたことで音楽業界を揺るがす一大騒動に発展。
セレブの間でも意見が二分されているが、テイラーとプライベートで親しくしている友人たちが次々と“テイラー擁護”のコメントを発表するなか、じっと口をつぐんでいるのが、彼女と過去に数回にわたってコラボ曲を発表しているシンガーのエド・シーラン。
同じシンガー・ソングライターとしてテイラーの気持ちや主張が理解でき、テイラーが通称“テイラー軍団”と呼ばれるセレブ友人グループを結成する以前から、ずっと彼女と親しくしてきたはずのエドが、「テイラーの危機に黙っているのはおかしい」と一部のテイラーファンたちから不満が噴出。
今回の件とはまったく関係の無いエドのインスタグラム投稿に、テイラーvs スクーター騒動について立場を明確にするよう詰め寄るファンたちのコメントが殺到するなか、「今回の件について公に意思表示をしていないからって、エドがテイラーを支持していないとは限らない」、「エドはテイラーと直接話をしてるかもしれない」、「SNS上で何もコメントしていないからといって2人の友情を疑うのはお門違い」などとエドを“そっとしてあげよう”と呼びかけたあるファンの投稿にエドが言葉少なに反応した。
「僕はテイラーと直接話をしてるよ。これまでずっとそうしてきたようにね」
エドといえば、スクーターを恩師と仰ぐジャスティンの2015年の大ヒット曲「ラブ・ユアセルフ(Love Yourself)」を共作したり、最近では、7月12日にリリースされる自身2作目の全編コラボアルバム『No.6 コラボレーション・プロジェクト(No.6 Collaborations Project )』の収録曲「アイ・ドント・ケア(I Don’t Care)」でジャスティンとのデュエットを披露するなど、“スクーター側”との結びつきもある。
「アイ・ドント・ケア」リリース前にエドが公開したジャスティンとの合成仲良しショット。
彼が長年の友人であるテイラーをこれまでと変わらずサポートしていることは、彼の口ぶりから確かだと推測できるが、あえて買収騒動について自分の見解を公には口にしない背景には、アーティストとしての複雑な立場や、やみくもに世論を煽るようなことはしたくないという思いがあるからなのかもしれない。
テイラーと直接会話をしているエドは、とにかく、今回の件について自分が公にコメントを出す必要はないと考えているよう。
ちなみにエドと同じような考えからかは不明だが、テイラーとは古いつき合いであり、ジャスティンと以前交際していたシンガーのセレーナ・ゴメスも今回の買収騒動については無言。
騒動の渦中でテイラーがジャスティンとセレーナの破局がジャスティンの破局によるものだと指摘するファンのTumblrの投稿を「いいね」するなど、若干巻き込まれ気味だが、現時点ではとくに何も反応をしていない。(フロントロウ編集部)