すべては「起こるべくして起こった」
2019年2月に勃発したカイリー・ジェンナーの大親友ジョーディン・ウッズと、カイリーの姉クロエ・カーダシアンの元恋人トリスタン・トンプソンが浮気騒動。
ジョーディンはトリスタンとの不貞について否定しているものの、この騒動を発端に、高校時代からの大親友だったカイリーとの仲が破綻してしまったほか、それまで家族ぐるみで親しくしていたクロエを含むカーダシアン・ジェンナー家のメンバーたちとも絶縁状態に。
ジョーディンはカイリーと暮らしていた家を出ていき、クロエは長女トゥルーちゃんの父親でもあるトリスタンと完全破局した。
世間でさまざまな議論が交わされることとなった同騒動の全貌や、浮気報道後のクロエやカイリー、そして家族たちのリアクションなどはアメリカ本国で6月30日に放送が終了した一家総出演のリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』のシーズン16で放送されたけれど、9月15日より放送予定のシーズン17では、さらにその後の一家の様子が描かれる。
その先行映像として公開された最新クリップには、騒動から数カ月が経ち、少し冷静になったカイリーが、元親友ジョーディンとの決別について、もう1人の当事者である姉クロエと一対一で語る場面が収められた。
母クリス・ジェンナーが食事の席を立ち、カイリーと2人になったチャンスを見計らって「ジョーディンのことを恋しく思うことはあるの? 」と直球の質問をぶつけたクロエ。
すると、カイリーはこんな風に親友を失うこととなった騒動についてゆっくりと振り返った。
「ジョーディンとの一件は、起こるべくして起こったんだと思う。私にとっても、彼女にとっても、あなた(クロエ)にとっても、みんなにとっても必要なことだった。」
カイリーの意外なコメントにクロエが興味深そうに頷くなか、カイリーは言葉を選ぶようにこう説明。
「彼女は私にとって安心感を与えてくれる毛布のような存在だった。彼女は私と一緒に住んでいたし、私たちは何をするにも一緒だった。私はいつだって『ジョーディンが居てくれれば大丈夫。ほかには何も要らない』って思ってたの。でも、頭のどこかでは、彼女無しで成長しなくちゃいけないって気づいてた自分もいた。誰かがその瞬間、自分の人生に関わっているのには、何か特定の理由があるのかもしれない」
カイリーにとっては、信じていた親友に裏切られた悲しみやショックなど、さまざまな感情が渦巻いたであろうジョーディンとの別れ。しかし彼女は、ジョーディンに精神的に依存してしまっていた自分にとってあの騒動は自分の成長のためには「必要なものだった」とポジティブに語った。
そんなカイリーに、クロエは「あなたの冷静さは本当に尊敬に値する」、「自分に自信があるのね。あなたのそういう素質は素晴らしいと思う」とコメント。さらに「すべてのことは何か理由があるからこそ起こるもの。今回の騒動は、くだらない物を濾過して、本当に強くて忠誠心が強い人たちを見極めるための出来事だったようにも感じるわ」と辛い出来事を乗り越えた姉妹や家族との絆を噛みしめていた。
女友達への依存からは卒業できていない?
クロエとの会話では、大親友ジョーディンへの依存からは遅かれ早かれ卒業するべきだったと示唆したカイリーだけれど、ジョーディンとの一件があった後も、カイリーの周囲にはつねに誰かしら“親友”の姿が。
ジョーディンとの関係が決裂してしまった後、カイリーはすぐに親友グループの1人であるインフルエンサーのヘザー・サンダースと急接近。すでにジョーディンの“後釜”を見つけたのではないかとウワサになった。
さらに最近では、また別の“親友”でインフルエンサーのアナスタシア・カラニコラウと愛娘ストーミちゃんにちなんだおそろいのタトゥーを入れたり、双子風のショットをインスタグラムに連投して仲良しぶりをアピールするなど、連日べったり。
ジョーディンとの以前の関係のように、彼女たちを精神的な支柱としてしまっているわけではなさそうだが、寂しがり屋で、つねにそばに誰かがいないと不安なカイリーの性格はそう簡単には変わらないよう。(フロントロウ編集部)