シンガーのジャスティン・ビーバーが、アメリカで昨年から問題になっている移民問題に苦言を呈した。滅多に政治的な発言をしないジャスティンが、ドナルド・トランプ米大統領に直談判したこととは?(フロントロウ編集部)

収容施設に入れられた子供たちの身を案じる

 移民問題に対して強硬な姿勢を示すドナルド・トランプ米大統領のもと、アメリカでは昨年から不法侵入した移民の子供たちを施設に収容する措置が取られているが、最近になって収容施設の食料や水が不足していることや、衛生状態が極めて悪いことが次々と明らかになり、再び厳しい批判にさらされている。

 そんななか、カナダ人ということもあり、極力、アメリカの政治問題に口を挟まないようにしているシンガーのジャスティン・ビーバーが、施設に収容された子供たちを一刻も早く解放するよう、ツイッターを通じてトランプ大統領に直接要求した。

 「友人のエイサップ・ロッキーの解放を願ってる。トランプ大統領、あなたが彼を助けるために尽力してくれたことに感謝します。ついでに、“檻”に入れられた子供たちを解放してもらえませんか?

 ラッパーのエイサップ・ロッキーが暴行容疑でスウェーデンの現地警察に逮捕され、2週間以上も劣悪な環境で身柄を拘束されていることを受けて、ついにトランプ大統領が解放のために動き出したことに感謝するとともに、エイサップと同じく、収容施設で非人道的な扱いを受けている子供たちのことも「解放してほしい」とお願い。

 米CNNによると、米当局の規則では、未成年者は72時間以内に環境が整った保護施設に移送されるのが望ましいとされているが、実際には3割以上の子供たちが、数週間にわたって収容所で過ごすことを強いられているという。

 ちなみに、ジャスティンのツイートは現時点で100万件近い「いいね」を獲得&21万件以上リツイートされている。(フロントロウ編集部)

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