2m近い強靭ボディガードが意識失う
ツイッターを中心に拡散されている動画に収められているのは、イビサ空港でラッパーのフューチャーのボディガードが背後から忍び寄った男にあごの辺りを殴られ、一発KOされて地面に横たわりピクリとも動かなくなる衝撃的な映像。
動画では、2メートル近くあると見られるボディガードの男性が意識を失い倒れると、まわりにいた男性たちが「フューチャーのボディガードが眠ってるよ!」などと歓声をあげ、数十メートル離れた場所にいたフューチャーに、「フューチャーを見ろよ。あいつは静観してるぞ。『あのイギリスの野郎どもにはたてつきたくない』と思ったんだろうよ」とヤジを飛ばす。
この動画が出回ってから、なぜかフューチャーに批判が集中。
ボディガードが襲われているなか立ち去ったとして、「腰抜け」「逃げた」などと心ない言葉が浴びせられ、SNSには、フューチャーを後日見かけたファンが彼に「臆病者が」と言って笑う動画まで上がっている。
フューチャーが声明を発表
この騒動を受けて、フューチャーがSNSで声明を発表した。
「バカ野郎たちが写真を撮る代わりに俺のアソコを吸いたいって言ってきたからイヤだって言ったら怒って、不意打ちでクソみたいなことをしてきたらしいんだ。俺は空港を後にしたけど、こいつらは動画を編集してブログサイトに送ったらしい。ほんと、勇ましいな。俺はあいつらがセキュリティにしたことは見ていない。以上。俺は目撃者でもないし、この騒動に俺を引きずり込まないでくれ」
米TMZの報道によると、フューチャーのボディガードを襲ったのは10人ほどの観光客。イビサ空港でフューチャーに写真撮影を断られたことに腹を立てて、人種差別的な言葉を使いながらフューチャーと彼のスタッフにつきまとったそう。
当初フューチャーは激怒して彼らと一触即発になりかけたものの、道でからんできたファンとのいざこざが原因でラッパーのエイサップ・ロッキーがスウェーデンで拘束されている件があるため、スタッフらがフューチャーをその場から離してボディガードが対応していたとのこと。
ボディーガードは公開された動画でのやり取りの前には6人ほどの男性を制圧したが、最後に背後から殴られたことでノックアウトされてしまったという。TMZは、殴った男は手に大きな石を持っていたという目撃証言を報じている。(フロントロウ編集部)