ブラッド・ピットは当初のキャスト候補ではなかった
8月30日に全国公開される映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、レオナルド・ディカプリオ演じる元人気俳優リック・ダルトンと、ブラッド・ピット演じるスタントマンのクリフ・ブースを中心に、実在した大女優シャロン・テートがカルト集団に殺害された1969年のハリウッドの光と闇を描く。
ハリウッドの第1線を走り続けてきた大人気俳優レオナルドとブラッドがついに共演を果たしたことでも注目を集めている今作だけれど、当初はなんとブラッドの代わりに、あの人気俳優にオファーが出されていたという。
米ポットキャスト『Happy Sad Confused(原題)』に出演したタランティーノ監督が明かしたその俳優の名は、トム・クルーズ!
「(トムの出演について)2人で話したんだよ。彼は良い人だね。僕らは本当に気が合うんだ」
『トップガン』や『ミッション:インポッシブル』などでアクション俳優としても名声を馳せるトムが、バイオレンス・アクションの金字塔的存在であるタランティーノ監督の作品に出演していたかもしれないだなんて、映画ファンにとっては胸アツ。
しかしタランティーノ監督は、最終的に起用したレオナルドとブラッドのペアには大満足なよう。
「実際、本当に実現可能なペアの候補は8組ほどあったんだ。でも1番良い2人をゲットできたね」
引退間近のタランティーノ監督、トム・クルーズとの共演は?
今作は、映画を10作撮ったら監督業を引退すると長年公言しているタランティーノ監督の第9作品目。
そんなタランティーノ監督は現在、『スター・トレック』最新作と、自身が監督した『ジャンゴ 繋がれざる者』続編の制作の計画に携わるかたわら、代表作『キル・ビル』の第3作目にも意欲をみせており、記念すべき10作目の行方に注目が集まっている。
そんなタランティーノ監督は、気が合うと話すトムとの仕事についてこうも語った。
「(トムと一緒に仕事をすることは)なにか別の時に起こる可能性はあるよ」
監督業は第10作品目で引退すると公言しているとはいえ、脚本など他の分野で映画制作には携わっていく意向のタランティーノ監督。次回作で監督業を引退する可能性の高いタランティーノ監督の最後の作品にトムが出る可能性があるのか、はたまたタランティーノ監督が携わるなんらかの作品でトムが起用されるのか、映画ファンの期待が高まっている。(フロントロウ編集部)