フェミニスト活動家として知られる女優のエマ・ワトソンが、ノーベル平和賞受賞者との対話に参加した。(フロントロウ編集部)

エマ、女性への暴力に立ち向かう

 先日、仕事場でセクハラ被害を受けた女性が法的なアドバイスを受けることができるホットラインの設立に携わった女優のエマ・ワトソンが、女性の権利向上のためにパネルディスカッションに参加した。

画像: エマ、女性への暴力に立ち向かう

 エマが今回参加したのは英How To Academyと米New York Timesが企画したイベント。エマはこのイベントで、紛争が続くコンゴ民主共和国で兵士らからレイプを受けた被害者を治療し、2018年のノーベル平和賞を受賞した人権活動家のデニス・ムクウェゲと、女性への暴力について対話した。

 エマはそのときの様子をインスタグラムに投稿。「『2分の希望』を必要としているのは誰?きっと私たち全員よね」と書き込み、ムクウェゲ氏がトークをする約2分の動画をシェア。

「女性の被害者は、被害にあったとしても、罪の意識を感じます。だから今日ここにいる女性に伝えたい。声を挙げて。強くいてほしい。いまの社会の型を壊して。あなたのせいではありません。あなたに起きたことに対して、罪悪感に悩む必要はないのです。沈黙を破って」

 ムクウェゲ氏が語る罪の意識とは、被害を受けた女性自身が自分のせいで被害に巻き込まれてしまったと責めること。人に相談しづらく泣き寝入りしたり、自分が何か誤ったことをしたから、こんな目に遭ったのではないかと自責の念に駆られたりする女性は多い。

 そんな約2分間の動画のなかでは、女性が経験した暴力について語るムクウェゲ氏の言葉に心を打たれ、エマが涙する場面も見られた。

エマも熱い想いを明かす

 さらにエマは次に投稿したビデオでこう語っている。

「この部屋に今いるのは、多くが若い女性です。それは、ここにいる人の3分の1が生きていく上で、性的またはなんらかの形で暴力を経験しうることを意味します。私は、女性として安心を感じることができない、社会やコミュニティのなかで完全に安心できないことが、生きる上での事実である、または私たちが受け入れなくてはいけないものであると思い込む奇妙な“受容”があると思っています。世界というのはこういうもの。女性でいることは危険。でも私は、それを受け入れなくてはいけないとは思いません。私たちには別の生きるべき姿やあるべき姿があると思います。それ以上に、私たちはそれに値するし、それを要求しなくてはならないのです。私たちはそれが可能だと信じなくてはならないのです。ただの空想に終わらせるわけにはいかないから」

 エマはこのスピーチのなかで、女性たちが日々向き合う暴力に対する“社会の風潮”に触れながら、女性が安心して生きる世界を手に入れるためには、それぞれが諦めない姿勢が重要であると熱い想いを明かした。

 これまで女性の権利向上や男女平等のため、国連の親善大使として活動してきたエマ。彼女の平和と平等に対する勇気は、若い世代を中心に多くの女性に勇気を与えている。(フロントロウ編集部)

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