ニッキー・ミナージュが突然の「引退宣言」をして世間をあっと言わせている。「家庭を持つことにした」と語る彼女の決意はホンモノ? それとも? (フロントロウ編集部)

突然の引退宣言

 かの大物シンガーアレサ・フランクリンを抜いて、米ビルボード・ソング・チャートの“Hot 100”に史上最も多くの曲をチャートインさせた女性アーティストとなるという偉業を達成したラッパーのニッキー・ミナージュが、米現地時間の9月5日午後、突如として公式ツイッターを通じて引退宣言をした。

「私、引退して家庭を持つことにしたわ。それであなたたちは幸せなんでしょ。私を応援し続けてくれるファンのみんな、私が死ぬまで、それを続けてちょうだい。マスに×(チェック)をつけるわ。だって私は誰にもチェックなんてされない。私もみんなの事を一生愛してる」

 こんなコメントでファンを騒然とさせているニッキーは、2018年末から交際をスタートさせた前科持ちの恋人ケネス・ペティとの関係の真剣度がかなり増しているようで、6月には彼との結婚に必要となる「結婚許可証」という書類を取得したことを告白

ニッキーと恋人のケネス。ケネスには1994年に当時16歳だった女性を刃物で脅し、性的暴行をはたらいた罪で懲役18~54カ月の判決を受けた前科が。さらに、2003年にある男性を射殺したとして過失致死罪の有罪判決を受け、7年間刑務所に服役していたという事実もある。

 さらに、7月にリリースされたラッパーのチャンス・ザ・ラッパーとのコラボ曲「Zanies and Fools」では、ニッキーがケネスとの結婚や妊娠を匂わせる意味深なリリックを発表したことから、ニッキーが彼との第1子を身籠っており、まもなくゴールインするのではないかというウワサも浮上していた。


過去の楽曲のリリックを引用

 ニッキーのツイートの後半に含まれる「私を応援し続けてくれるファンのみんな、私が死ぬまで、それを続けてちょうだい。マスに×(チェック)をつけるわ。だって私は誰にもチェックなんてされない」というフレーズは、ニッキーが2012年に参加したシンガーのアリシア・キーズの楽曲「ガール・オン・ファイア(Girl On Fire)」のリミックスバージョンに登場するリリックの一部を引用したもの。

 「マスにx(チェック)をつける」というのは、暗殺者が“殺しのリスト”に書かれた標的の名前の隣に「×」をつけて、任務を遂行したことを表すというところからきており、ニッキーは「誰かに殺られるくらいなら、自分でけじめをつける」という意味でそう表現している。

 6月には新曲「メガトロン(MEGATRON)」をリリースし、そして、つい先日は人気急上昇中の後輩女性ラッパー、ミーガン・ジー・スタリオンとヒットメーカーのタイ・ダラー・サインとコラボした「Hot Girl Summer(ホット・ガール・サマー)」を発表するなど、ここ最近も精力的に音楽活動を続けてきたニッキー。

ニッキーとミーガン・ジー・スタリオン

 一部では、彼女のこの引退宣言は本気ではなく、自身を誹謗中傷する人たちへの当てつけなのではないかとも推測されているが、ニッキーは、ケネスと家庭を築き、母になるために、まだまだ人気絶頂の最中に本当にスポットライトから身を引いてしまうのか? 気まぐれな言動が多いだけに、決意をひるがえす可能性も十分に考えられるが、はたして…? 

 余談だが、ニッキーはケネスへの愛を証明するためか、それまで「Ms. Minaj(ミス・ミナージュ)」だったSNSのアカウント名を8月半ば頃に「Mrs. Petty(ミセス・ぺティー)」に変更している。(フロントロウ編集部)

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