『アメホラ』最新シーズン9、コワさもグレードアップ
本国では9月19日に公開されるホラードラマ、『アメリカン・ホラー・ストーリー:1984』のキャラクター画像が公開された。『アメリカン・ホラー・ストーリー:1984』のキャ
毎回シーズンごとに独立した内容となっている「アメホラ」の次の舞台は「80年代」。80年代といえば、レトロポップで可愛いイメージではあるが、すでに公開されているオープニング映像と予告映像は、予想以上の怖さ。
#AHS1984 opening titles. pic.twitter.com/w2FpSaMmyk
— American Horror Stories (@AHS9_1984) September 12, 2019
今回惨劇が起こる場所はサマーキャンプ。青年たちが参加するサマーキャンプでは、恐ろしい事件が起こってしまうのはホラー作品では定番。
ノイズがかった映像とともにエアロビクスをする女性や湖畔の風景、切れ味の悪そうな包丁が、電子音やハードロックとともに次々映し出される様子は、どれもちぐはぐで不気味。さらには、その途中途中で飛び散った血液や血まみれの包丁。この映像を見ただけで、「アメホラ」特有の嫌な感情が頭にどっと流れ込んでくる。悪いことしか起こる予感がしない。
今回の登場人物は?
本作は何といっても、80年代が蘇っているところが見どころ。セットから衣装まで細部にこだわってファッショナブルな世界観を作り出す天才、ライアンの手腕が再び振るわれている。
惨劇の舞台は田舎のサマーキャンプで、登場するのは、不良、真面目な子、人気者、そして殺人鬼。まだ詳しい内容は明かされていないが、先行して解禁されたキャラクターたちを紹介したい。
ドラマ『グリー』で有名なマシュー・モリソンはトレヴァー・カーシュナー役。
映画『なんちゃって家族』のエマ・ロバーツはブルッキー・トンプソン役。
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のビリー・ロードはモンタナ・デューク役。
ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のコーディー・ファーンはエグゼビア・プリンプトン役。
チェット・クランシー役を務めるのはなんとオリンピックで受賞歴もあるフリースキーヤーのガス・ケンワージー。
ドラマ『親愛なる白人様』のデロン・ホールトンはレイ・パウエル役。
看護師のリタ役は、実業家のアンジェリカ・ロス。
映画『デンジャラス・ビューティー』のレスリー・グロスマンはマーガレット・ブース役。
また、『アメリカン・ホラー・ストーリー:1984』では映画『ゾディアック』など出演のジョン・キャロル・リッチが、黒づくめの男ミスター・ジングルを演じている。この人物は、アメリカに実在した連続殺人事件の犯人であるリチャード・ラミレスと何か関係があるのではないかと言われている。ラミレスは1984年から、「ナイト・ストーカー」という通り名で1年足らずのうちに13人もの人間を残虐に殺害した有名な殺人鬼。本作品では、現実世界のリチャードと架空のキャラクターであるミスター・ジングルはどのように作用し合うのだろうか。
80年代といえば、傑作ホラー映画の『シャイニング』や『遊星からの物体X』などが生み出されていた黄金時代。このバイオレンスでグロテスクな感じは、まさに時代の象徴とも言える。日本での公開日は未定。(フロントロウ編集部)