『ゲーム・オブ・スローンズ』ドラゴンの母エミリア
大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、メインキャラクターの1人であるデナーリス・ターガリエンを演じたエミリア・クラーク。
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、ナオミ・ワッツ主演でスピンオフの撮影が開始されていたけれど、企画のキャンセルが発表。しかし、ターガリエン家の栄光の時代を描く、別のスピンオフ企画に正式にGOサインが出された。
オリジナル版の300年前ほどが舞台になると見られるスピンオフドラマ『House of the Dragon(原題)』について、もちろん気になるのはターガリエン家の末裔を演じたエミリアの反応。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフに関するニュースが飛びこんできた丁度その日、自身が主演を務める映画『ラスト・クリスマス』のプレミアに登場したエミリアは、「私も今日聞いたばっかりなの!やばいよね!」と言い、スピンオフ作品について思いを明かした。
「なにが起こったのかよく分からないけど、作品を作ることは難しいと思う。いつか作り直されるかもしれないよね。でもとにかく、今は計画が進まないことになったってことは、求められていた完璧さには届かないって(制作陣が)分かってたってことだと思う」
エミリアが言うとおり、世界中で大ヒットし、第71回エミー賞では史上最多の32ノミネーションを受けた『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフに、制作・放送を担当するHBOがかける熱量は相当なもの。
すでに巨額の予算を投じて制作されていたナオミ・ワッツ版スピンオフを中止する決断をしたHBOのプログラミング・プレジデントは、過去に、すべてのスピンオフ企画について「『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章を“ちゃんとした最終章”にしたい」という理由で、「スピンオフはオリジナルシリーズが終了してから“少なくとも1年”は放送されることはない」と米Deadlineに明かしていた。(フロントロウ編集部)