ロバートが考えた「最後のセリフ」とは
先日行なわれたファン投票によって決まるピープルズ・チョイス・アワード(以下、PCA)で、映画男優賞を受賞したロバート・ダウニー・Jr.が、映画部門の最優秀コメディ演技賞のプレゼンターを務めた時に、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストシーンの裏話を明かした。
ご存知の通り、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画でアイアンマン/トニー・スタークを演じたロバートは、2008年の映画『アイアンマン』からメインキャストとしてMCU映画に出演。
2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、アイアンマンが自分の命と引き換えに地球滅亡の危機を救い、ロバートは約10年間演じ続けたアイアンマン役を卒業した。
そんなロバートが、PCAのステージでトニー・スタークに言ってもらいたかった「最後のセリフ」を明かした。
The man, the myth, the Iron Man and legend Robert Downey Jr. blesses the stage at the 2019 E! People’s Choice Awards! Watch the show now on E! #PCAs pic.twitter.com/NEyGmq25iA
— E! People's Choice (@peopleschoice) November 11, 2019
「今年はスポーツ、音楽、テレビ、映画にとって象徴的な年だったよね。新たな才能がたくさん発掘され、ふさわしい別れに涙を流しました。“オー・スナップ”。この言葉をトニーに言ってもらいたかった。サノスからガントレットをひったくった時に、『オー・スナップ』ってね。でも「私はアイアンマン」の方が最後の声明には合っていたみたいだ」
ロバートが言ったスナップ(Snap)は、日本語で「パチンと鳴らす」という意味。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で最凶の敵サノスが、左手につけたインフィニティガントレットで指を“スナップ”させて人類の半分を消滅させたことから、ファンの間ではこの出来事を「サノスのスナップ」と呼んでいる。
そんな言葉を、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で自分の死と直面したトニー・スタークの最後のセリフとして使おうとしたというロバート。「オー、スナップ」というセリフもひょうひょうとしたトニー・スタークらしいが、本編では映画『アイアンマン』(2008)のラストシーンでも使われた「私はアイアンマンだ(I am Ironman)」というセリフが使われ、多くの人々を涙させた。(フロントロウ編集部)