グラミー賞は「アリアナが多数受賞するべき」
そろって第62回グラミー賞の主要部門である年間最優秀レコード賞と年間最優秀アルバム賞にノミネートしているシンガーのアリアナ・グランデとビリー・アイリッシュ。
アリアナは計5部門にノミネート、ビリーは計6部門にノミネートと、ノミネート数ではビリーが一歩リードしているものの、ビリーは9歳年上でキャリアも断然長いアリアナの才能を高く評価し、先輩として慕っているよう。
英ラジオ番組『Capital Breakfast(キャピタル・ブレックファースト)』に出演し、グラミー賞にノミネートできただけでも最高に光栄で、自分が受賞するなどとは夢にも思っていないと謙虚な思いを口にしたビリーは、「アリアナ・グランデがたくさん受賞するべきだと思う。人生最悪のときを過ごしながらも、こんなにもたくさんのことを成し遂げるなんて、本当に尊敬する」と、ここ数年の間に英マンチェスターでの爆破テロや元恋人のマック・ミラーの死というつらい体験をしながらも、ステージに立ち続けるアリアナを称賛。
「あんなにつらい事を経験したあとに、マイクを持ってステージに立つことがどんなに大変か、私には想像もつかない」、「短い間に2作もアルバムを作って、しかもそれが両方とも最高の出来栄えなんて、マジですごすぎる」と続けた。
誰かともし人生を交換できるなら…
ビリーのアリアナ賛美コメントは、それだけでは収まらなかった。
アリアナが2018年に受賞した、音楽界に最も輝か強い功績を残した女性に贈られる、ビルボード・ウーマン・オブ・ザ・イヤーの2019年度の受賞者となったビリーは、米Billboardとのインタビューで「もしも誰かと人生を交換できるなら誰がいい?」という質問に、迷わず、アリアナと回答。
「だって、アリアナ・グランデの声はまじでクレイジーでしょ! 自分の口を開けてあんな声が出てきたら…なんて想像できる?スゴすぎだよ!」と、アリアナと入れ替わりたいと思う理由を説明した。
アリアナがまるで母のような反応
ビリーのグラミー賞に関するコメントを耳にしたかは不明だが、ビリーが自分と入れ替わりたいと話した、“一風変わったラブコール”について知ったアリアナは、ビリーの言葉をツイッターでシェアしたファンの投稿に反応。
my sweet baby https://t.co/cvdqjNk4Bl
— Ariana Grande (@ArianaGrande) November 27, 2019
「マイ・スウィート・ベイビー(私の可愛いベイビー)」と、まるで、幼い子供に呼びかける母親のような、優しい口ぶりを想像させるコメントで、ビリーのラブコールに遠まわしに応答した。
アリアナとビリーは、2019年4月に行なわれたコーチェラ・ミュージック・フェスティバルの舞台裏で初対面。もともとアリアナのファンだったビリーは、感無量の様子でアリアナとハグする写真をインスタグラムストーリーで公開していた。
アリアナとビリーの受賞に注目が集まる第62回グラミー賞の授賞式は、現地時間2020年1月26日にロサンゼルスのステープルズ・センターで開催。日本ではWOWOWで独占生中継される。(フロントロウ編集部)