オーロラの単独公演
今年リリースしたアルバム『A Different Kind Of Human - Step2』を引っさげ、北米、欧州、アジア、アフリカで、単独のショーや大型フェスティバルに出演し、数多くの音楽ファンを魅了した、新世代歌姫ことオーロラが来日。
コーチェラなど大型フェスティバルで一際強い存在感を放ち、シンガーのケイティ・ペリーやビリー・アイリッシュなどの大物アーティストからの称賛のコメントが多いオーロラは、今回行われる全2公演はともに即日完売。
アカペラに近い状態で歌い始めたオープニング曲「Churchyard」が始まると、北欧の歌姫を心待ちにしていた熱気と歓声が会場一杯に広がる。大の親日家として日本での公演を行う喜びについては「初めて日本で行うショーなの。今日はみんな来てくれて本当にありがとう!」とコメント。
今回のショーでは、愛する人のために時には残酷な決断をしなければいけないことについて歌う「Murder Song」や、地球環境に対する人間の破壊的な面を風刺した「The Seed」、個性や違いを祝福することについて歌う「Queendom」など、オーロラらしいメッセージ性の強い楽曲を余すことなく披露した。
見る者に魔法をかけてしまいそうな独特な手の動きやおとぎ話に出てくるキャラクターのようにステージ上を飛び跳ねるその姿は、「まさに妖精のよう」だと話題に。80分間という短い時間の中でオーロラの豊かな側面が存分に披露された初来日公演となった。(フロントロウ編集部)