オーロラが単独としては約3年ぶりとなる来日公演を2月17日に東京の豊洲PITで開催。日本語で何度も愛を伝えてくれた公演の模様をレポート。(フロントロウ編集部)

オーロラが語った「あなたたちは綺麗です」というメッセージ

 「日本では、みなさん感情を自分の内側に隠してしまいますよね。自由を感じるためには、ちょっとばっかりのお酒が必要なことも。ここでは、自分らしくあって大丈夫です。私はいつだってみなさんを愛しています」。自分のライブ空間を自身が統治する“クイーンダム=女王の国”になぞらえ、そこでは誰もが歓迎されることを公約にしているオーロラは、2月17日に東京・豊洲PITで開催した単独来日公演の序盤に、チケット即完で約3,000人を集めたフロアに向けてそう呼びかけた。

画像: オーロラが語った「あなたたちは綺麗です」というメッセージ

 2021年に開催されたスーパーソニックで来日して、コロナ下において海外アーティストとして最も早く日本でパフォーマンスしてくれたアーティストの1人となったオーロラだったが、彼女は2023年のツアーをこの豊洲PITでの日本公演からスタート。彼女がいかに日本という国を大切な場所として捉えてくれているかを実感することとなった。

 定刻を10分ほど過ぎた頃にステージに登場して、「Churchyard」からこの日をライブをスタートさせたオーロラ。冒頭に記した言葉の通り、国民が“感情を内側に隠してしまいがち”なことも知る日本通であるオーロラは、1時間強にわたるこの日のライブで、何度も何度も、日本語でファンに向けて優しい愛の言葉を語りかけてくれた。冒頭の言葉は、ドラムを効かせたライブならではのアレンジで2曲目に披露された、「Blood In The Wine」のパフォーマンスの後で届けられたもの。

 1曲目から立て続けに見事な歌声を聴かせて、歌声で早くも空間を掌握してみせたオーロラは2曲目を終えると一度観客と向き合って、「ありがとうございます。こんばんは。あなたたちは綺麗です」と日本語で挨拶。ちなみに、「あなたたちは綺麗です」という言葉はオーロラが最も好きな日本語で、以前フロントロウ編集部がインタビューした際に、「私が最初に習った言葉の1つでもあるの。というのも、できるだけ早くファンのみんなに伝えたいって思ったから。みんなすごく綺麗なんだもん」と教えてくれた。

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