ヴァン・ヘイレンのメンバーがコメント
全世界で人気を集めるシンガーのビリー・アイリッシュが、トーク番組『ジミー・キンメル・ライヴ』に出演。番組の企画でクイズに挑戦したビリーが、バンドのヴァン・ヘイレンを知らないと発言したことで、ネット上で一部騒動に発展した。
ヴァン・ヘイレンとは、楽曲「Jump」などで知られるアメリカのロックバンド。メンバーのエディ・ヴァン・ヘイレンが、マイケル・ジャクソンの楽曲「Beat It」でギターとして参加するなど、80年代の音楽界を牽引した大物バンドとして知られる。そんな彼らを知らないと発言したビリーに対して、「アーティストとしての教養がない」と批判する声が殺到。
そんな炎上騒ぎが収まらないなか、ヴァン・ヘイレンのベーシストであるウルフギャング・ヴァン・ヘイレン本人がツイッターを更新し、コメントを残した。
「もしビリー・アイリッシュを知らないなら、彼女をチェックしてみて。彼女はクールだよ。もしヴァン・ヘイレンについて耳にしたことがないなら、彼らをチェックしてみて。彼らもクールだからね」
If you haven’t heard of @billieeilish, go check her out. She’s cool. If you haven’t heard of @VanHalen, go check them out. They’re cool too.
— Wolf Van Halen (@WolfVanHalen) December 2, 2019
Music is supposed to bring us together, not divide us. Listen to what you want and don’t shame others for not knowing what you like.
ビリーに加えて、自身のバンドをプロモーションするユーモアを交えてツイートしたウルフギャングは、さらにこう続けた。
「音楽は僕たちを1つにするためにある。分断させるためのものじゃない。聴きたいと思った音楽を聴いて、自分が好きな音楽を他人が知らなかったところで、その人を侮辱するのは止めるべき」
ウルフギャングはビリーを擁護しながら、音楽で大切なのは、楽しむことや一体となることだと主張。ビリーの発言に大騒ぎする人が続出したけれど、ウルフギャングの粋な振る舞いが、一連の騒ぎを鎮めることとなった。(フロントロウ編集部)