「寸止めキス」に留める理由
夏にリリースした2作目のデュエット曲「セニョリータ(Señorita)」がロングヒットを記録し、2020年のグラミー賞では、最優秀ポップ・デュオ/グループパフォーマンス賞にノミネートを果たしたシンガーのカミラ・カベロとショーン・メンデス。
この楽曲でのコラボがきっかけで、実生活でも長年の友人という関係から恋人同士へとステップアップし、交際を認めてからは、至る所で濃厚なラブシーンを見せつけているカミラとショーンだが、アワードやコンサートのステージで「セニョリータ」を一緒にパフォーマンスする際には、最後、決まっていつも鼻先を合わせるだけの“寸止めキス”。
唇にキスをしそうで、しない、じれったい感じが逆に観客たちを熱狂させるのだが、9月には、おふざけの意味も込めて、濃厚なキスの模様を収めた動画を公開するなど、もはや、2人のキスはめずらしいものではないのにも関わらず、カミラとショーンが舞台上では“寸止めキス”に留める理由は一体何なのだろうか?
そんな疑問に、カミラ本人が答えた!
米Extraとのインタビューで、その前日に行なわれたアメリカン・ミュージック・アワードでの「セニョリータ」のパフォーマンスでも、ショーンと唇を合わせなかったのは何故なのかと聞かれたカミラは、「みなさんの期待に応えないためよ!」と最初は冗談を飛ばしつつも、こんな風に乙女心を滲ませた。
「まあ、変な話なんだけど、じつは照れ臭くなっちゃうんだよね。リハーサルでは、キスしちゃおうかな~なんて気分になるんだけど、実際にステージに立ってみると、何かが私を止めるの」
自分を止める“何か”が、エンターテイナーとしてのプロ意識なのか、それとも、プライベートと仕事の境界線を保ちたいという意識なのかについては明かさなかったカミラだけれど、公私ともに支え合えるパートナーのショーンと一緒にステージに立てることは、とても特別なことだと説明。「自分のことを愛してくれて、守ってくれる相手と一緒にステージに立てるのは、すごく安心感がある。本当に大切なことは何なのかを思い出させてくれるしね。それは、お互いがどんなに愛し合っているかってことなんだけど。ロマンチックな意味での愛だけじゃなくて、友達同士だったことから感じていた、お互いへの人としての愛もね」。
ちなみに、大きなアワードでのパフォーマンスでは“生キス”を披露したことはないカミラとショーンだが、カミラがショーンのライブにサプライズゲストとして出演した際には、約5万人の観客を前に、頬にキスをするという、一応“生キス”を披露して大歓声を浴びた。
(フロントロウ編集部)